ベラ・ハディッドがヴィクトリアズ・シークレットのアンバサダー「VSコレクティブ」に加入したことが発表されました。
かつて、スーパーモデルがランジェリー姿でランウェイに登場するファッションショーで大人気を博したヴィクトリアズ・シークレット。しかし、長年にわたり多様性の欠如が指摘されていたこともあり、今年6月にリブランドを発表。その際、それまでのアンバサダーである「ヴィクトリアズ・シークレット・エンジェル」は引退に。新たに「VSコレクティブ」という新たなアンバサダーが選出されていました。
その「VSコレクティブ」の顔ぶれは、プリヤンカー・チョープラー、アドゥ・アケチ、アマンダ・デ・カディネット、アイリーン・グー、ミーガン・ラピノー、パロマ・エルセッサー、ヴァレンティーナ・サンパイオという当初に発表された7名に、今年11月にヘイリー・ビーバーと大坂なおみが加入。そして新たにベラ・ハディッドが加わることとなりました。
ベラといえば、リブランド前のヴィクトリアズ・シークレットの2015年のPINKのホリデーキャンペーンに起用されたのがVSとの初仕事で、VSファッションショーに2016、2017、2018年と3年連続で登場。
そして、新たに2021年のホリデーキャンペーンにも登場しています。
リブランドされたVSと再び仕事をすることについてベラは、米誌『marie Claire』に「戻ってくる気になったのは、舞台裏でヴィクトリアズ・シークレットが劇的に変化していることを証明してくれたからよ。かつてVSで仕事をした多くの女性たちがしっくりこないと感じていたことはあった。今はVSの役員7名のうち6名が女性で、写真撮影の新たなプロトコルがある。多くのことが変わったわ。私は世界にはVSのようなブランドがあっていいと思うし、VSによって表現されていると感じることもある」と語りました。
とはいえ、ベラがVSと会って話すまでに、およそ1年半かかったそう。「過去にしっくりこないと感じたことがあったので、その会話をすることさえ、複雑な気持ちだった。でも彼らは自分たちが変えてきたこと。身体の多様性だけでなく、一般的な女性の多様性についてどう進めていくのか、プレゼンテーションをしてくれたんです」。
さらに、ベラが本当にVSが変わったと感じたのは、契約に新たな追加事項が加わったからだとか。「基本的にやりたくないことは何もしなくていいの。私たちは見せたくないからだのパーツを見せる必要はない。VSが私にどんな思いをさせたか、私は身をもって知っている。本当の意味で変化したということがわかるまで、私だけでなく世界に同じ思いをさせた会社と働くことはないわ」と語ったベラ。
そして「かつて男性が男性のために運営していたランジェリー会社だった頃に感じていた気持ちではなく、今はサポートされていると感じられることに感謝している。撮影現場で周囲を見渡すと力が湧いてくる」とコメント。
リブランド発表からおよそ半年、撮影現場ではすでに変化が起きている様子の新生ヴィクトリアズ・シークレット、今後の展開から目が離せません。