アメリカの高校の派閥やイジメ、人気者女子グループのなかでの足の引っ張り合いなどを描いたティーン映画の傑作『ミーン・ガールズ』。毎年10月3日は、ファンの間ではミーン・ガールズの日として知られています。
なぜなら、10月3日は劇中でリンジー・ローハン演じる主人公のケイディが数学のクラスで前の席に座っていたアーロン(ジョナサン・ベネット)から「今日は何日?」と聞かれた日だから。そして、このシーンからケイディとアーロンのロマンスがスタートし、ケイディとレイチェル・マクアダムスが演じたレジーナ・ジョージの関係はフクザツなものとなり、ドラマは面白すぎる展開に……。
そんな10月3日のミーン・ガールズの日を記念して、リンジー、レイチェル、そしてアマンダ・セイフライドら主要キャストたちのその後と近況をチェック!
リンジー・ローハン
両親が動物学者のためアフリカで育ち、学校に通うのは初めてというケイディを演じたリンジー。人気子役モデルから女優に転向し、『フォーチュン・クッキー』、『ミーン・ガールズ』で一躍注目の若手俳優に。
Ph 2007年のメット・ガラに登場ファッションも注目の的で、おしゃれセレブとしても大人気になり、大スターへの道をまっしぐら……のはずだったけれど。その後、飲酒運転、コカイン所持、無免許運転などの事件を起こし、表舞台から姿を消すことになるとは誰が想像したでしょうか。
ここ数年はリアリティ番組、音楽番組への出演などで演技の仕事から遠ざかっていたリンジーですが、先日、Netflixで2022年配信予定のロマンチックコメディ映画に出演することが発表されました。
最近、インスタグラムにアップされた写真を見ると、若い頃より、お肌も髪もツヤツヤスベスベになり、穏やかな表情を見せるようになったリンジー。これからの活躍が楽しみです。
レイチェル・マクアダムス
学園の女王レジーナ・ジョージを演じたレイチェル・マクアダムスは『ミーン・ガールズ』に続いて公開された『きみに読む物語』で大ブレイク! 今も恋愛映画の不朽の名作としてファンが多い『きみに読む物語』。共演したライアン・ゴズリングと実生活でも交際していたレイチェル。MTVムービーアワードではベスト・キス賞に選ばれ、壇上で熱いキスも披露しました。
その後、ライアンとは破局してしまったけれど、レイチェルのキャリアは絶好調。2010年にはコメディ映画『恋とニュースのつくり方』でハリソン・フォード、ダイアン・キートンという大御所俳優と共演。
2015年の映画『スポットライト 世紀のスクープ』では、助演女優賞にノミネートされ、レイチェルは受賞を逃したものの、映画は作品賞を受賞しました。
2016年の『ドクター・ストレンジ』では、ストレンジの元恋人、仕事のパートナー兼友人であるクリスティーンを演じたレイチェル。続編『Doctor Strange in the Multiverse of Madness(原題)』にクリスティーン役で復帰することが発表されています。
アマンダ・セイフライド
ph dear john
学園の人気者グループ、プラスチックスの一員カレンを演じたアマンダのその後の活躍は誰もが知る通り。
2008年のミュージカル映画『マンマ・ミーア!』でメリル・ストリープと共演。ABBAの曲を吹き替えなしで歌い、歌唱力を披露。2018年の続編『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』にも続投しました。
2012年には『レ・ミゼラブル』でコゼット役を演じたアマンダ。2017年にはトーマス・サドスキーと電撃結婚し、第一子となる女の子を出産。
Netflix映画『Mank/マンク』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたアマンダ。同年9月には男の子が誕生したことを発表しており、仕事もプライベートも幸せいっぱい。
レイシー・シャベール
プラスティックスのひとりグレッチェンを演じたレイシー・シャベール。グレッチェンは「So Fetch」という言葉を流行らせようとがんばっていて、何かと「So Fetch」といって、レジーナから「やめて」と怒られていた姿が印象的でした。そんなレイシーは『ミーン・ガールズ』後も、数多くの映画、テレビドラマに出演。ビデオゲームで声優としても活躍しています。
ジョナサン・ベネット
リンジー演じるケイディが恋に落ちた、ハンサム高校生アーロンを演じたジョナサン・ベネット。現在は演技の仕事より、司会者として『Cake Wars(原題)』『Halloween Wars(原題)』といったお料理コンペティション番組の司会などで知られているそう。
リジー・キャプラン
ケイディが最初に仲よくなる友人のひとり、ジャニスを演じたリジー・キャプラン。『ミーン・ガールズ』後は、『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』『マリアンヌ』『127時間』といった大作に出演しています。
ダニエル・フランゼーゼ
ジャニスの相棒ダミアンを演じたダニエル・フランゼーゼは、俳優としてテレビドラマに出演するほか、コメディアンとして舞台の脚本、監督、出演をこなすなどマルチに活躍。2014年に同性愛をカミングアウトし、LGBTQコミュニティのための活動も行っています。
2004年の公開(アメリカ)から17年経っても、面白さは色あせない『ミーン・ガールズ』。もう一度、見返してみては?