2015年に『Pretty Girls』でブリトニー・スピアーズとコラボしたイギー・アゼリアが、先日、成人後見人制度に関してついに沈黙を破ったブリトニーへのサポートを表明。ブリトニーの父ジェイミー・スピアーズの振る舞いを批判する文章をツイッターで公開しました。
6月23日(現地時間)に、自身の成人後見制度に関する裁判所の審問で、成人後見の解除を求め「自分の人生を取り戻したい」と語ったブリトニー。ブリトニーが明かした、後見人たちによって結婚も妊娠も禁じられ、自分の意思に反して療養施設に入れられ、芸能活動も強制されたという内容は世界に衝撃を与えました。
そうしたブリトニーの発言を受け、イギーは7月1日(現地時間)、#FreeBritney(#ブリトニーを解放せよ)というハッシュタグと共に、自らが体験したブリトニー父ジェイミーの振る舞いやブリトニーに対する厳しすぎる管理を綴った文章を公開。ブリトニーが法廷で証言した内容について「彼女は誇張していないしウソも言っていない」と断言。
#FreeBritney pic.twitter.com/UPg7rkq0lW
— IGGY AZALEA (@IGGYAZALEA) July 1, 2021
「少なくともブリトニーが虐待と認めた人物を彼女の人生から取り除くのは、人間として基本的な良識。ブリトニーに起きていることは違法であるべき」という文章から始めたイギーは、「2015年に私たちが一緒に仕事をしたとき、先週ブリトニーが父親に関して詳しく述べたのと同じ振る舞いを、私も個人的に経験しました。私は彼女を支えたいと思い、そして世界に対して“彼女は誇張もしていないし、ウソも言っていない”と言いたくなりました」と、文章を公開することにした理由を説明。
続けて「私は彼女が奇妙で些細なことまで制限されているのを見ました。例えば、炭酸飲料を何本飲んでいいか、といったことです」とブリトニーがソフトドリンクの量すら制限されていたことを明かし「なぜそんなことが必要なのかしら?」と疑問を呈しました。
さらに、イギーはブリトニーの父ジェイミーにより、2015年のビルボード・ミュージック・アワードで、ブリトニーとイギーがパフォーマンスする直前、秘密保持契約にサインさせられたときのことも明らかに。
「彼女の父親は自分に都合がいいように、文字通り、私たちのパフォーマンスの直前まで待ち、私が楽屋にいたとき、秘密保持契約にサインしなければ、私をステージに上げることはできないと言いました。彼が契約書にサインさせたやり方は、ラスベガスのショーに関して、ブリトニーが先週語ったやり方に似ています」。
米誌『People』によると、ブリトニーは、ラスベガスでのレジデンシー公演を断わったところ、自分の意思に反して自宅でリチウム(躁うつ病の治療薬)を投与され、看護人から常時監視されることになったこと、ジェイミーはそれに大賛成だったと述べたとのこと。
そんなジェイミーについてイギーは「ジェイミー・スピアーズは、強制的に書類にサインをさせるクセがあるようです」とそのやり方を非難。
「そして、ブリトニー・スピアーズは、彼女自身がメンタルヘルスに悪影響を及ぼしていると明言している男と共存させられるべきではありません。まったくもって正しいことではありません」と、文章を締めくくっています。
ブリトニーの衝撃的な告白の後、元彼ジャスティン・ティンバーレイクや、ミッキーマウス・クラブ時代に共演していたクリスティーナ・アギレラ、実妹ジェイミー・リン・スピアーズ、そして元夫ケヴィン・フェダーラインもブリトニー支持を表明していますが、自身の経験した実例を明かしたイギーの発言は具体的でこちらも衝撃的。
恋人サム・アスガリとの結婚し子どもが欲しいと語ったブリトニーですが、その自由は取り戻せるでしょうか? 今後の裁判の行方が注目されます。