大ヒットドラマ『9-1-1:LA救命最前線』のスピンオフで、緊急通報ダイヤルから始まるテキサスの救命最前線を熱く、スタイリッシュに描いたドラマ『9-1-1:LONE STAR』 シーズン1(全10話)が、FOXチャンネルにて6月10日(木)夜10:00より日本初放送されます。
『9-1-1:LONE STAR』は、9.11事件の際にマンハッタンの消防署で唯一生存した消防士のオーウェン・ストランド(ロブ・ロウ)が、自身の問題とぶつかりながらも人々を助けようと日々奮闘する姿を描いています。心身ともに傷を負いながらマンハッタン消防署の再建に尽力していたオーウェンですが、同じような悲劇がテキサス州オースティンの消防署で起こったことをきっかけに、同じく消防士の息子TK(ローネン・ルビンスタイン)とともにテキサスへ向かい、その再建を手伝うことに。
現地で救急救命士のミシェル・ブレイク(リヴ・タイラー)と警察官カルロス・レイエス(ラファエル・シルバ)と出会ったオーウェンは、配属された消防署126分署でともに戦う新しいチームメンバーを集め始めます。オーウェンが全米各地からリクルートしてきたのは、無鉄砲なアドレナリン・ジャンキーのムスリム女性マルジャン、天才的な観察力を持つトランスジェンダー男性ポール、失読症の障害を抱えたマテオ、そしてオーウェンの息子であり同性愛者でもあるTKなど、個性豊かなマイノリティたち。そしてそこには悲劇が起こった元126分署消防隊の唯一の生存者で、9-1-1コールセンターのオペレーターを妻にもち、PTSDに苦しむ消防隊員ジャッド(ジム・パラック)の姿も。
さらに、肺ガンを患って秘かに闘病するオーウェンや、行方不明になった妹を必死に探す救命士チームの隊長ミシェル、爆発事故でただ一人生き残ってしまった罪悪感とトラウマに苦しむジャッドなども絡み、それぞれに心の傷や闇を抱えて悩み迷う人々が、お互いに励まし支え合いながら人命救助に当たっていく。微笑ましくも温かで優しい人間ドラマが感動的です。
迫力満点のレスキュー・ミッションに注目!
本家である『9-1-1:LA救命最前線』は、日本の110番や119番の役目を兼ね備えたアメリカの緊急通報ダイヤル911番をテーマに、従来なら姿の見えない脇役となりがちな通報電話の受け手である救急オペレーターをはじめ、警察、消防署の隊員までを含めた、これまでにない視点で描いたレスキュー・ヒューマンドラマ。
もちろん、本家『9-1-1:LA救命最前線』と同様に、命の危険を伴うスリリングで手に汗握るようなレスキュー・ミッションも大きな見どころ。大規模なハリケーンに巻き込まれて宙づりになった車からドライバーを救出したり、倒壊した家屋に閉じ込められた幼い兄妹を捜索したり、牧場の火災現場から破裂したタンクが次々と消防隊めがけて飛んできたり。なかには、会議室でランチミーティングしていた人々が原因不明の発作に襲われ、オフィスビルから次々と飛び降りて死亡するという謎めいたショッキングな事件も。
その一方で、男性ストリップに興奮した女性客が乱闘騒ぎを起こしたり、ステーキ大食いコンテストの優勝者が食べ過ぎで倒れたりなど、ユーモラスな珍事件も発生します。
LONE STARの意味とは?
本家の舞台がロサンゼルスであるのに対し、今回の『9-1-1: LONE STAR』は白い星を一つあしらった州旗から「ローン・スター・ステイト」とも呼ばれるテキサス州で物語が繰り広げられていきます。1836年~1845年までテキサス共和国として独立した当時の国旗デザインを継承しており、現在もテキサス州は「ローン・スター・ステイト」との相性で呼ばれています。
長年ライバル関係にあるテキサスA&M大学とテキサス大学オースティン校のスポーツ対戦を「ローン・スター・ショーダウン」と呼ぶなど、しばしばテキサスに因んだ事柄のネーミングに「ローン・スター」が使用され、今回の『9-1-
1: LONE STAR』の由来にもなったものです。
豪華キャスト・スタッフが集結!
偏見を取り払って部下たちの素質や才能を見抜き、私生活に様々な問題や悩みを抱えた彼らを温かく見守る大らかな署長オーウェン・ストランドを演じるのはロブ・ロウ。そんなオーウェンの良き理解者となる救命士チームの隊長ミシェル・ブレイクをリヴ・タイラーが演じます。
制作陣にはライアン・マーフィー、ブラッド・ファルチャックに加えて、ティム・マイナーが脚本家として携わっており、主演のロブ・ロウも3人とともに共同エグゼクティブプロデューサーとして名を連ねています。
主演のロブ・ロウからコメントが到着!
Q:オーウェンを実際に演じてみていかがでしたか?
ロブ・ロウ:製作者のライアンもブラッドも僕とは長い付き合いで、15年くらい前から一緒に何かできないかと話し合っていました。ですが、これまでは皆忙しくてなかなかタイミングが合いませんでした。彼ら2人は僕のことをよく知っているので、最初に脚本を読んだ時は衝撃を受けました。なぜなら、オーウェンは僕自身と同じで年をとって抜け毛が増えたことを気にしていたからです。一体どこからそんな情報を仕入れたんだ!?と驚きました(笑)。彼らは僕のことを非常に良く知っているため、実際に僕の私生活の恥ずかしいところをキャラクターにも映し出しているのです。
Q:脚本を読んで気に入ったところは?
ロブ・ロウ:作品全体のトーンですね。とてもユニークというか、非常にライアン・マーフィーらしい世界観で描いていると思います。生死に関わるシリアスなシーンがあるかと思えば、さっき言ったようにオーウェンは自慢の髪型をキープするため、抜け毛予防に四苦八苦していたり。つまり、独自のセンスのユーモアとリアルで深刻なドラマが混在しているのです。そのどちらをも両立させている作品は滅多にないと思います。
Q:この作品の見どころとは?
ロブ・ロウ:番組の要となるのは、救命救助活動に当たる人々のチームワークや信頼関係、友情についての物語です。とても才能のある素晴らしいキャストが集結したと思いますし、多彩で面白くて深みのあるアンサンブル演技を楽しんでもらえると思います。しかも、登場人物はイスラム教徒や同性愛者、トランスジェンダーなど多様性が尊重されていて、これまでテレビの世界ではあまり深く描かれなかった層にスポットが当てられています。そのおかげで、とても豊かで中身の濃いドラマになったと思っています。
『9-1-1: LONE STAR』 シーズン1(字幕版)
FOXチャンネルにて2021年6月10日(木)夜10:00スタート
毎週木曜 夜10:00~夜11:00 再放送:毎週月曜 夜11:00~深夜0:00 他
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