3月5日からAmazon Prime videoで配信が始まったエディ・マーフィ主演の『星の王子 ニューヨークへ行く2』。そのなかで、エディ演じるアキーム国王が住むザムンダの宮殿が、実在する建物であることがわかりました。
米『Variety』によると、その建物はラッパー、リック・ロスが所有するジョージア州アトランタ郊外にある邸宅。
235エーカー(約950平方メートル)の敷地に建つ邸宅には12ベッドルーム、100人が着席できるダイニングルームがあり、かつてボクサーのエヴァンダー・ホリフィールドが所有していたものだとか。
映画のプロダクションデザインを担当したジェファーソン・セイジさんは「二階吹き抜けで2つの弧を描く階段のあるエントランスホールは完璧でした。他にも18フィート(約5.5m)の高さの天井に大きな窓がある大きな美しい部屋が2つありました。我々は5つの重要なスペースをザムンダにしたのです」とコメント。
ザムンダの王宮として登場したシーンのなかには、王のベッドルーム、ダイニングルームがあり、ベッドルームはリック・ロス自身のベッドルームだったとのこと。
1988年の映画『星の王子 ニューヨークへ行く』が大好きな映画のひとつだというリック・ロスは、エディやセミ役のアーセニオ・ホールが自身の家の中を歩き回るのを見るのは喜びだったそう。また、「彼らはダイニングルームの壁紙を変えたんで、そのままにしておいてほしいと言ったんです。彼らは50〜60人は座れる巨大なダイニングテーブルも作りました。それは私へのギフトとして残してもらいました」とコメントしています。
そんなリック・ロスのインスタグラムに登場する自宅と思われる建物は、外観、階段、柱、椅子に至るまで宮殿度が高め。
他にもザムンダという設定のセットの多くはジョージア州で再現されたそうで、リック・ロス邸を含むジョージア州は『星の王子』シリーズファンにとっての聖地となりそうです。