1月20日(現地時間)に行われたバイデン大統領就任式で国歌独唱したレディー・ガガ。就任式でガガをエスコートしたエヴァン・キャンベル海兵隊長が米『TASK&PURPOSE』にその舞台裏を語りました。
それによると、エヴァン・キャンベル氏はテキサス州サン・アントニオ出身の30歳で、この日のイベントで任務についていた10数名のうちのひとり。そんなキャンベル氏がガガのエスコートに決まったのは前日のリハーサルの時、レディー・ガガが国歌を歌うために階段を降りるのに付き添いが必要であることが判明し、キャンベル氏が選ばれたのだとか。
「ご覧になったとおり、彼女はこのとても美しい、大きなドレスを着ていて、階段を降りるために助けが必要かもしれないという懸念がありました」と語ったキャンベル氏。「彼らは周囲を見回し、私が背が高く大きかったので、ガガのエスコートを務める意思があるか聞かれたんです。とてもうれしかったです」とその時の状況を説明。ガガが転びそうになっても持ちこたえられそうな体格が決め手だったもようです。
そんな彼は、就任式当日は元大統領たちや最高裁判事などVIPたちが着席するのをサポートしていたそうで、本番まで誰にもエスコート役を務めることは明かさず、ガガが実際に顔を合わせたのは、階段を降りる15分ほど前。
ガガは若干、緊張しているように見えたというキャンベル氏は、ガガにリラックスした声が必要だと思い、「きっとうまくいきますよ。あなたはいつも素晴らしいし、あなたはパフォーマーだ」と声をかけ、それからふたりは少し話をしたそう。ガガはキャンベル氏がどのぐらい海兵隊にいるのかを尋ね、さらにはこの日は「人生で最も重要な日」と語り、キャンベル氏とガガにはドレスで転ぶ可能性が平等にあるという冗談も!! それから彼にパフォーマンスの前に一緒に祈ってくれるよう頼んだそう。
その後、一緒に階段を降り、ガガはパワフルな歌声を披露。そのパフォーマンスに感動したというキャンベル氏は、もちろんガガの曲は前にも聞いたことはあったけれど、「今は個人的なレベルで彼女のファンです。彼女は驚くべき人です」とガガの人柄にも魅せられた様子です。