1月26日(現地時間)、インディペンデント系映画が対象の映画賞インディペンデント・スピリット・アワードのノミネーション発表が行われ、昨年8月に亡くなったチャドウィック・ボーズマンが、遺作となったNetflix映画『マ・レイニーのブラックボトム』で主演男優賞にノミネートされました。
4年にわたり闘病していたことを公にせず、昨年8月、結腸がんにより43歳の若さで亡くなったチャドウィック。
『マ・レイニーのブラックボトム』は、オーガスト・ウィルソンによる戯曲の映画化。舞台は1927年のシカゴ、ブルースの母と呼ばれたマ・レイニーと黒人のバンドメンバーによるレコーディングの1日を通じて、当時の音楽シーンにおける黒人アーティストと白人経営陣との人種的緊張が描かれており、マ・レイニーをヴィオラ・デイヴィスが演じ、チャドウィックは野心的なトランペット奏者レヴィーを演じました。
主演男優賞にはチャドウィックのほかに、リズ・アーメッド(『サウンド・オブ・メタル-聞こえるということ-』)、ロブ・モーガン(『テキサス・ロデオ』)、スティーブ・ユァン(『ミナリ』)、アダーシュ・ゴーラヴ(『ザ・ホワイトタイガー』)がノミネートされています。
インディペンデント・スピリット・アワードは今年は4月22日(現地時間)に開催予定です。