映画『ブラック・クランズマン』『シーズ・ガッタ・ハヴ・イット』などで知られるスパイク・リー監督の子どもたち、サッチェルとジャクソンが2021年のゴールデングローブ賞のアンバサダーに任命されたことが発表されました。
ゴールデングローブ・アンバサダーは、以前はミス/ミスター・ゴールデングローブと呼ばれ、俳優や監督、プロデューサーらハリウッド関係者の娘、息子が務めてきたもの。2018年より、ジェンダーニュートラルなだけでなく、主催のハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)の慈善活動へのコミットメントを示す包括的な役割を表すためにゴールデングローブ・アンバサダーと名称を変更。
アンバサダーとしてふたりは、LGBTQIA+のヘルスケアと十分なサービスを受けていない地域の青少年の育成を行う団体「Callen-Lorde」と「Big Brothers Big Sisters」を支援することを選択。2つの団体はHFPAから2万5,000ドルの助成金を受け取ることになります。
サッチェルは「私たちは父のストーリーテリングのレガシーを受け継ぎ、身近なコミュニティに注目を集めることを誇りに思います。今年は黒人や褐色人種、LGBTQ+のコミュニティが既存の状況からいかに不釣り合いな影響を受けているかが浮き彫りになりました。私は、ニューヨークで最も弱い立場にある人々のケアのためにたゆまぬ働きをしているCallen-Lordeの英雄的な医師、看護師の方々にスポットライトを当てられることを光栄に思っています」とコメント。
ジャクソンは「メンターとしての父の影響で、世代を超えたポジティブな関係を築くことが若者の生活に大きな影響を与えることができるという基盤の上に成り立っているチャリティ団体である、Big Brothers Big Sistersを選びました。先見の明のあるクリエイターとして、父はサッチェルと私に変化をもたらす文化的なきっかけとしてエンターテイメントの重要性を教えてくれました」と声明で述べています。
今年のゴールデングローブ賞授賞式は2月28日(現地時間)に開催予定。サッチェルとジャクソンは授賞式ではプレゼンターのアシスタントを務めます。授賞式の司会はコメディ女優のティナ・フェイとエイミー・ポーラー。
2月3日(現地時間)にノミネーションの発表が行われることになっており、米『Entertainment Weekly』は、スパイク・リー監督も映画『ザ・ファイブ・ブラッズ』でのノミネートが期待されるとのことです。