10月30日からディズニープラスで配信中の『オラフの生まれた日』は、『アナと雪の女王』シリーズの愛されキャラであるオラフの誕生からアナたちと出会うまでを描いた短編アニメーション。雪だるまなのに夏やハグが大好きという、ナゾ多きキャラクターの生い立ちが明かされます。そんなオラフを語るうえで欠かせないオラフの声を演じている俳優のジョシュ・ギャッドは、どんな人物なのでしょうか?
オラフとジョシュ・ギャッドは脚本、短編に命を吹き込んだ
『オラフの生まれた日』のオンライン記者会見で監督/脚本を務めたトレント・コリーは「ジョシュは映画の中や、彼のインスタグラムやソーシャル・メディアと同じように、実際会っても可笑しい。彼はすごく可笑しいんだ」とジョシュ本人もおもしろい人であることを断言。
「ダン(監督/脚本のダン・アブラハム)と僕は彼と一緒に録音ブースの中にいた。録音をしていてもっとも大変だったのは、テイクを台なしにしないように、笑わないようにすることだったと思う。彼は『アナと雪の女王2』が終わった直後に、僕たちと一緒に録音しにやってきてくれた。彼は、役者として、コメディアンとして、すごくたくさんものを与えてくれるんだ。彼と一緒に仕事をするのが大好きだ」とコメント。
さらに「オラフとジョシュ・ギャッドを一緒にしたら、笑ったり、クスクス笑いしたり、叫んだりというすべてのちょっとしたアドリブで、彼は脚本に命を吹き込んでくれる。彼は、短編に命を吹き込んでくれるんだ」とジョシュに全幅の信頼を寄せている様子。
クリエイティブ・コンサルタントのピーター・デル・ヴェッチョも「ジョッシュは、長編映画や短編映画のすべての仕事に、どれほど純粋に感謝しているかというのが好きなんだ。彼は、これらのすべての映画に入れ込まれたあらゆる仕事、アニメーションとかすべてのことをとてもよくわかっている。それは本当のパートナーシップだよ」と絶賛。
またジョシュはアニメーションのスタッフにも大人気だったそうで、『アナと雪の女王』シリーズ製作中、ずっとアニメーションのスタッフたちとおしゃべりしにやってきてたいたとトレント・コリーは証言。「彼は、“オッケー、ジョシュ。僕たちは仕事をしないといけない。多分、もう行かないといけない”っていうところまで、際限なく話すんだ」と、オラフのように陽気で社交的で楽しい人柄であることを明かしました。
シリアスな演技からYouTubeまで多彩に活動
そんな素顔も愉快なジョシュですが、俳優としてシリアスな演技も披露しています。彼の出演作のひとつが2017年の映画『オリエント急行殺人事件』。ジョシュはいつものジョークを封印し、ジョニー・デップ演じるエドワード・ラチェットの秘書ヘクター・マックイーンを演じました。
また、今年、新型コロナウイルスによる外出自粛期間中に自身のYouTubeチャンネルで、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズなど人気作品のキャスト、スタッフがオンラインで再結集するチャリティ企画「Reunited Apart」を敢行。
映画ファンたちを大喜びさせました。
バラエティ番組で笑いを巻き起こす
ジョシュ・ギャッドの活躍は俳優業だけにとどまりません。バラエティ番組でもそのトークとコントの才能が炸裂。なかでもジェームズ・コーデンとは気があうようで彼の『The Late Late Show with James Corden』にはしばしば出演しています。

イディナ・メンゼルとクリスティン・ベルのハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムのセレモニーでスピーチするジョシュ・ギャッド。Featureflash Photo Agency / Shutterstock.com
名物企画のクロスウォークミュージカルではアナ役のクリスティン・ベル、エルサ役のイディナ・メンゼル、クリストフ役のジョナサン・グロフらと横断歩道で『アナと雪の女王』の世界を再現!?
ほかにもジェームズとは番組で、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』『ワイルド・スピード』シリーズのパロディコントなどを繰り広げ、爆笑を巻き起こしています。
そんなジョシュは次は1989年の映画『ミクロキッズ』のリブート作『Shrunk(原題)』に出演予定。これからの活躍も楽しみです。