不朽の名作『市民ケーン』の脚本家ハーマン・J・マンキーウィッツを主人公に描く実話を基にした物語、Netflix映画『Mank/マンク』の配信が決定しました。
『Mank/マンク』は、映画史に燦然と輝くオーソン・ウェルズ監督・製作・主演の名作『市民ケーン』でアカデミー賞脚本賞を受賞した脚本家マンクこと、ハーマン・J・マンキーウィッツを主人公に描く物語。アルコール依存症に苦しみながらも、社会を鋭く風刺し続けた脚本家のマンクは、のちに不朽の名作となる『市民ケーン』の脚本の仕上げに追われていました。依存症の問題を抱えながらも、機知と風刺に富んだマンクの視点から、1930年代のハリウッドを新たな角度から描き出します。
解禁となった予告編は、1930年代の映画の雰囲気を思い起こさせるモノクロームの映像とレトロなサウンドで構成され、名作誕生に至るまでの紆余曲折と、華やかなハリウッド黄金期の光と影が描かれていきます。脚本の仕上げに追われるマンクは、様々な個性豊かな登場人物たちの介入によって、奇妙で複雑な展開へと向かっていくことが示唆されます。果たして、脚本は無事に完成するのでしょうか?『市民ケーン』へのオマージュもあらゆる箇所に散りばめられており、作品に対する厚いリスペクトも随所に見られる本作は、フィンチャーファンでなくとも必見です。
監督を務めるのはデヴィッド・フィンチャー。脚本家マンクを演じるのは名優ゲイリー・オールドマン。さらに、アマンダ・セイフライド、リリー・コリンズも出演。チャールズ・ダンス、タペンス・ミドルトン、トム・ペルフリー、トム・バークなど演技派たちも脇を固めています。
Netflix映画『Mank/マンク』
12月4日(金)より独占配信開始