9月11日(金)、ベネチア国際映画祭、トロント国際映画祭、またLAにて開催されたテルライド映画祭主催のドライブ・イン・プレミアにて、フランシス・マクドーマンド主演の最新作『ノマドランド』のワールドプレミアが同時上映されました。
『ノマドランド』は、リーマンショック後、企業の倒産とともに、長年住み慣れたネバダ州の企業城下町の住処を失った60代女性ファーン(フランシス・マクドーマンド)が主人公。彼女の選択は、キャンピングカーに全ての思い出を詰め込んで、車上生活者、“現代のノマド(遊牧民)”として、過酷な季節労働の現場を渡り歩くこと。その日その日を懸命に乗り越えながら、往く先々で出会うノマドたちとの心の交流とともに、誇りを持った彼女の自由な旅は続いていきます。大きな反響を生んだ原作ノンフィクションをもとに、そこで描かれる実在のノマドたちとともに見つめる今を生きる希望を、広大な西部の自然の中で探し求めるロードムービーです。
ベネチア国際映画祭、トロント国際映画祭、またLAにて開催されたテルライド映画祭主催のドライブ・イン・プレミアにて同時上映されたワールドプレミアでは、上映が終了するや否や、世界のジャーナリストからは本作の絶賛評が続出。
テルライド映画祭主催のドライブ・イン・プレミアには、主演のフランシス・マクドーマンドと、クロエ・ジャオ監督が登壇。会場には原作である『ノマド:漂流する高齢労働者たち』の著者ジェシカ・ブルーダーや、実際に車上で生活をしているノマドの方々も参加。マクドーマンドとクロエ・ジャオ監督がステージに上がり、ブルーダーやノマドのゲストを紹介すると、観客エリアは大きな歓声と車のクラクションが鳴り響き、大盛り上がり! 車上で生活をするノマドたちの姿が描き出される本作の世界観と絶妙にマッチした、自然に囲まれた自由でアットホームな雰囲気のなかの上映となっています。
『ノマドランド』
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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