映画『マトリックス』3部作でモーフィアス役を演じたローレンス・フィッシュバーンが、シリーズ最新作に出演していない理由を『New York Magazine』に語ったそう。
米『People』によると、ローレンスは「よばれなかったんだ」と回答。「多分、僕はほかの物語を書くことになるだろう。彼らが成功することを祈ってる。素晴らしい作品になるといいね」と、今回、彼自身の出番はないものの、共演仲間のネオ役のキアヌ・リーヴスやトリニティ役のキャリー=アン・モスをはじめとする、キャスト、スタッフたちにエールをおくりました。
キアヌ主演の『ジョン・ウィック:チャプター2』『ジョン・ウィック:パラベラム』にも出演し、地下犯罪組織情報組織の王を演じたローレンス。しかしながら、やはりローレンスの代表作といえば『マトリックス』のモーフィアスといえます。
ローレンスも「おそらく人々が僕に関して、最も印象に残っている役はモーフィアスで、それは素晴らしいことだ。その役だけじゃなくなったらもっといいよ」と語り、「彼を演じるということは、片手にダースベイダー、もう一方にオビ・ワンがいるようなものだ。ブルース・リーとモハメド・アリも混ざっていて、カンフーもある」と、前を向きつつも、モーフィアスへの愛着や最新作で演じられなかった残念さをにじませています。

ローレンスと『SUIT/スーツ』のジェシカ・ピアソン役で知られるジーナ・トーレス夫妻。Kathy Hutchins / Shutterstock.com
『マトリックス』最新作は、サンフランシスコでド派手な爆破シーンを撮影した後、新型コロナウイルスによるロックダウン期間を経て、7月にはドイツで撮影が行われており、キアヌの恋人アレクサンドラ・グラントさんもドイツで目撃されていました。
そんなキアヌは米『Empire』に『マトリックス』最新作への出演を決めたのは、素晴らしいストーリーに惹かれたからだと説明。「ラナ・ウォシャウスキーが美しい脚本を書いた。素晴らしいストーリーが僕のなかで共鳴したんだ。理由はそれしかない。彼女とまた一緒に仕事をすることも素晴らしいことだけどね。ストーリーが本当にスペシャルで、伝える意味があると思ったんだ」と語っています。
モーフィアスが登場しないのは残念ですが、どんな物語なのか、公開が楽しみです。