7月7日(現地時間)にから約3週間にわたり、ロンドンの高等裁判所で行われたジョニー・デップが英紙『ザ・サン』の出版元を名誉毀損で訴えた訴訟。元妻アンバー・ハードも出廷した裁判で飛び出した仰天証言を米『People』が紹介しています。
ジョニーが薬物を始めたのは11歳だった!
法廷では初日からジョニーが驚きの証言したことが話題に! なんと、11歳頃から薬物を始めたことを明かしたのです。当時、「家庭生活は安定していなかった」と述べたジョニー。薬物を始めたのは、母親から「神経の薬をとってきて」と頼まれたことで、子どもだったジョニーは、その“神経の薬”が母を落ち着かせることに気づいたとか。「だから、私は彼女に“神経の薬”を持っていき、自分もひとつとりました。それが始まりでした」と述べたとか。
リリー・ローズに大麻を与えたが勧めてはいない
さらに、反対尋問で相手側弁護士から、娘リリー・ローズが13歳の時に大麻を“勧めた”かと聞かれたジョニー。英『Metro』によると、ジョニーは「娘にマリファナを使うことを勧めたことはない」と断言。
さらにジョニーは「娘は当時13歳でした。みんな知っているように、11、12、13歳で、高校のパーティーに行くと、お酒をあげようという人々がよってくる」と語り、リリー・ローズには、「いいかい。もしパーティーで誰かからマリファナたばこを渡されたら、それをそのまま次の人に渡すこと。知らない人とドラッグを試してはダメだ」と告げ、「(試す)準備が出来たら、知らせるように」と伝えたとか。
ジョニーは「これは安全上の問題」とコメント。後日、リリー・ローズが試してみたいと言いに来たので、ジョニーは母親であるヴァネッサ・パラディと相談。ヴァネッサもリリー・ローズと話し合ったとのこと。ジョニーは「子どもたちには正直でいて欲しい。彼女が外でこういうことをやり、自分に隠すことはないように、自分も子どもたちに正直です」と語ったとか。
7億5,000万ドルを失ったとわかった日にアンバーから殴られた
ジョニーは、アンバーに2016年4月、アンバーの30歳の誕生日に暴力を受けたと主張。
その晩は、ジョニーが数百万ドルもの税金を滞納していることが発覚した日だったそうで、ジョニーは「私はお金について何も知らず、考えていなかったのでこういうことになりました。笑えないし、恥ずかしいことですが、『パイレーツ・オブ・カリビアン』2と3で私は6億5,000万ドル稼いだようです。そして、元の資産管理会社をクビにしたとき、私は6億5,000万ドルを失っていただけでなく、1億ドルの借金がありました。なぜなら彼らが政府に17年間も税金を払っていなかったからです」と述べたそう。
その日は、アンバーの誕生日パーティーで、アンバーはジョニーが彼女の髪をひっぱり、モノを投げつけたと主張していましたが、ジョニーは暴力を振るったのはアンバーの方で、自分が殴られたと反論。
アンバーの元アシスタントが驚きの証言
裁判では2012〜2015年に、アンバーのパーソナルアシスタントとして働いていた女性が、ジョニー側の証人としてビデオで証言。その女性は、およそ25年前にブラジルでマチェーテを突きつけられてレイプされたことをアンバーに話したと証言。それをアンバーは自分のものとして「ねじ曲げて利用した」「これは私に極度の苦痛と憤りを与えました」と語ったとのこと。
イーロン・マスクは24時間体制のセキュリティを申し出
法廷ではジョニー側の弁護士により、2016年5月22日のイーロン・マスクとアンバーのメールのやりとりが読み上げられました。そのなかでアンバーはイーロンにジョニーに対する接近禁止令をとるつもりと明かしていたとか。ジョニー側の弁護士はイーロンがアンバーに24時間体制のセキュリティを申し出ており、さらにイーロンは「キミが二度と私に会うつもりがなくてもオファーは有効です。いずれにしろ、バカで申し訳ない。音信不通は辛い、キミのことが本当に好きだから」と、付け加えていたとのこと。
驚きの証言、有名人の名前まで登場した、まるで映画やドラマのようなドラマチックな名誉毀損訴訟は7月28日で弁論は終了。いったいどんな判決が下されるのか気になりますが、判決が出るまではしばらくかかると言われています。