6月13日(現地時間)、エリザベス女王の94歳の誕生日を祝う祝賀行事が行われました。今年は新型コロナウイルスにより、例年とは異なるスタイルとなることは予告されていましたが、大幅なスケールダウンを余儀なくされたもようです。
トゥルーピング・ザ・カラーとよばれる祝賀行事は、毎年、大勢の近衛兵が行進し、ロイヤルファミリーがバッキンガム宮殿のバルコニーに勢揃いする注目の大イベント。
しかしながら、今年は新型コロナウイルスのパンデミックにより大幅にスケールダウンすることに……。場所はバッキンガム宮殿ではなく、エリザベス女王が自主隔離生活をおくっているウィンザー城に。『BBC.com』によると、エリザベス女王の在位68年のなかで、ロンドンでパレードが行われなかったのは2度目のことだとか。
ロイヤルファミリーは出席せず、女王はウィンザー城にこの日のために設置された演壇に単身登場。女王が人前に姿を見せたのは、ロックダウンが始まってから初めてだとか!
近衛兵も人数が少なく、スカスカな印象は否めませんが、これは政府が決めた社会的距離のガイドラインをきちんと守っているため。この少人数の近衛兵と音楽隊によって、“ミニ・トゥルーピング”とよばれる、儀式が行われたとか。
新型コロナウイルスの影響で、とてもめずらしいスタイルとなった今年のトゥルーピング・ザ・カラー。来年は、また伝統的なスタイルに戻せる状況となることを願ってやみません。