5月25日(現地時間)、『スター・ウォーズ』シリーズのルーク・スカイウォーカー役で知られるマーク・ハミルがTwitterでファンから寄せられた質問に答え、『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』でのあの有名なシーンの舞台裏を明かしました。
そのシーンとはダース・ベイダーとルークがライトセーバーで戦うなかでダース・ベイダーが放つ「ルーく、私がお前の父親だ」という歴史に残る大どんでん返し。
あるファンから、Twitterで「“ルーク、私がお前の父親だ”という大どんでん返しを知った時のキャストやスタッフのリアクションが知りたい」という質問を受けたマークは、「完成した映画を初めて見るまで誰も知らなかった」という衝撃の事実を明らかに。
The cast & crew first learned of it when they saw the finished film. When we shot it, Vader's line was "You don't know the truth, Obi-Wan killed your father." Only Irvin Kershner, George Lucas & I knew what would be dubbed in later. Agony keeping that secret for over a year! 😩 https://t.co/DcB2lW8AhC
— Mark Hamill (@HamillHimself) May 24, 2020
「キャストとクルーがそれを初めて知ったのは、完成した映画を見たときだ。撮影の時、ダース・ベイダーのセリフは“お前は真実を知らない。オビ・ワンがお前の父親を殺したのだ”だった。監督のアーヴィン・カーシュナーとジョージ・ルーカスと僕だけが、後で吹き替えられることを知っていたんだ。1年以上秘密を守るのは苦痛だったよ!」
初めて『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』を見た時、このシーンには多くの人が驚愕したはず。しかも、このセリフが撮影時はダミーだったこと、後から変えられ、そして共演者やスタッフも知らされていなかったとは……。これは3度の驚きです!
このやりとりには多くの人々が驚きのリアクションをしていますが、これはファンの間ではすでに有名な話だったよう! なぜなら、マークが2017年にイギリスのトーク番組『グレアム・ノートン・ショー』で語っていたため。
それによると、1作目『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の時は、誰も何も気にしていなかったそうで、「脚本を読んで、僕は友だちに“読んでみろ。こんな間抜けな話は初めてだ”と言ったんだ。そうしたら友人も電話してきて“確かに間抜けだ。メレディスにも回していい?”と聞くから、“もちろん。みんなで読んでよ”と言った」と振り返ったマーク。
しかし、2作目からは管理が厳しくなり、そのシーンには、オビ・ワン・ケノービを悪役にする素晴らしい仮のセリフが用意されており、さらに撮影時、マークはカーシュナー監督から脇に呼ばれて「これからあることを言う。僕は知っている、ジョージ・ルーカスも知っている。僕が君に言ったら、君も知ることになる。これがもしリークされたら、君が漏らしたということになる」と言われたのだとか。
そうしたやりとりの後、手渡された紙に「私がお前の父親だ」と書かれており、マークはもちろん驚愕。これはマークが本当のセリフに対する感情で演じるために事前に知らされたもののよう。
その後、1年半の間、キャリー・フィッシャーにもこのことは言わなかったというマーク。そして、上映会のとき、初めてこのシーンをみたハリソン・フォードから、「俺に言わなかったんだな!」と低い声で詰め寄られたと振り返っています。