ティム・バートン監督の元パートナーで、7つのバートン作品に出演したヘレナ・ボナム・カーターが、イギリスのポッドキャスト番組に出演。バートン監督との仕事を振り返ったそう。
英紙『Daily Mail』によると、バートン監督との仕事では、たくさん笑ったと振り返ったヘレナでしたが、2008年のミュージカル映画『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』は大変だったと語ったとか。
その作品ではジョニー・デップがカミソリで客を次々と殺害する理髪師役で、ヘレナは犠牲者の肉をミートパイにしていたラヴェット夫人で出演。「私はそれまで歌ったことがなかったの。彼もミュージカルは作ったことがなかった。お互いに力不足だった。ストレスをもっとも身近な人に向けるのはよくあることだけど、その時の私たちは仲よくなかったわ」と「素晴らしいことに私は妊娠したんだけど、その話はやめましょう」と振り返ったそう。
共演のジョニーもティム・バートン作品の常連として知られています。しかし、ジョニーの存在もその時はヘレナと監督の関係改善の助けにはならなかったとか。「基本的に、ティムもジョニーのとてもシャイなの。多くの人はわかっていないと思うけど。ジョニーは板挟みになっていた」。
「最終的に、私はいいアイデアを出すべきじゃないと悟ったわ。もしいいアイデアを思いついたら、ジョニーに言うべきだったの。私がジョニーに言えば、ジョニーがティムに言うだろうから、それは素晴らしいアイデアになった。でも私が言うと間違いなくバカげた考えになった。大変だったのよ」。
『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』の後も、ヘレナはバートン監督の『アリス・イン・ワンダーランド』『ダーク・シャドウ』『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』に出演しており、おしどりカップルと思われていただけに、2014年に破局したときは、多くの人に衝撃を与えました。
そんなヘレナは、バートン監督は「すごくおもしろい人で楽しかった。でも上手く行かないときもあったということ」と強調。
そして今は21歳年下の作家ライ・ダグ・ホルンボーと交際中のヘレナ。「今は別の人と一緒でとてもハッピー。これは人生のなかで予期していなかった魔法のひとつだわ」と語っています。