ジョニー・デップとジェフ・ベックがデュオとして初めて、ジョン・レノンの名曲『孤独』のカヴァー曲のデジタル配信を開始しました。
過去数年にわたり、ふたりから生まれる音楽を形にすべく作業を進めていたというジョニーとジェフ。4月17日にデュオとして初めて発表した音源は、ジョン・レノンのクラシック・トラック『孤独(原題: Isolation)』をジェフ・ベック&ジョニー・デップ流にアレンジしたカヴァー曲。ジェフ・ベックがギター、ジョニーがヴォーカルを担当し、ジェフの長年のコラボレイターでもあるドラマーのヴィニー・カリウタとベーシストのロンダ・スミスが参加しており、ダウンロード/ストリーミングのみのデジタル配信でのリリースとなっています。
ジェフは「ジョニーと俺はここのところしばらく一緒に音楽を作ってきたんだけど、この曲は昨年一緒にスタジオに入ってレコーディングした時にできた音源なんだ。こんなに早いタイミングでこの曲をリリースするとは思っていなかったんだけど、現在のこのハードな状況や、このチャレンジングな時期に本当の『孤独=Isolation』を感じている人たちのことを考え、今こそこの曲を皆に届ける時だ、と感じたのさ。ジョニーと俺が作り上げた音楽は他にもあって、他の曲もまもなく皆に届けようと思っているけど、その時までジョン・レノンの偉大な楽曲を俺たちなりにアレンジしたこの曲を聴いて、ちょっとでも心を休めて、連帯感を感じてもらえたらいいな、と思っている」とコメントしているとか。
一方、ジョニーは「ジェフ・ベックと俺はこの『孤独』を去年レコーディングしたんだ。美しいジョン・レノンの曲を俺たちなりに料理してね。この曲にある“We’re afraid of everyone. Afraid of the Sun!(僕達は皆を恐れている、太陽さえも恐れている!)”というジョンの歌詞は、今のこの状況において非常に意味深い言葉だ、とジェフと俺は感じたのさ。この曲は孤独についての歌であり、恐怖や俺達の世界への現存する危機ついて歌っている。だからこそ、俺達はこの曲を皆に届けたいと思ったのさ、今この瞬間を意味あるものに感じたり、ともにこの孤独な状況を耐えながら時を過ごしていく何かの助けになれば嬉しいよ」と語っています。
さらにジョニーはこの音源のリリースに合わせ、Instagramも開設。『孤独』をリリースしたきっかけのほかにも、「これまでSNSはやったことがなかったけれど、今こそ会話を始める時だと思った」と新型コロナウイルスのパンデミックにより、病気で苦しむ人々、また仕事や家を失う人々もいることに触れ、「お互いが助け合うことが必要だ」「健康、安全のために家にいて、愛する人と過ごすことにベストをつくそう」と自らファンに語りかけています。

ジョニーのSNS初投稿! Instagram(johnnydepp)
ジョニーのインスタグラムは、初投稿から19時間にしてフォロワー数は1億8,750万人と、大反響を呼んでいます。