3月27日(現地時間)、英王室が、毎年6月に行われるエリザベス女王の誕生日パレード、トゥルーピング・ザ・カラーを、今年は“従来の形”では行わないことを明らかにしたと『Daily Mail』が伝えています。
これは新型コロナウイルス感染拡大によるもの。英王室は「政府のアドバイスに従い、数多くのオプションが検討されています」とも発表しており、今年は形を変えて行われることになるもようです。
トゥルーピング・ザ・カラーは1700年代から260年にわたり、英国君主の公式誕生日を記念し行われているパレード。『Daily Mail』によると、例年、1,400人の近衛兵、馬200頭、400人の音楽隊が参加し、ロイヤルファミリーも馬車でパレードに参加。
さらに、バッキンガム宮殿のバルコニーにロイヤルファミリーが大集合することでも知られており、そこでのロイヤルキッズの様子は毎年、注目の的! 今年は6月13日に予定されていました。
エリザベス女王の健康状態は良好
新型コロナウイルスの感染拡大が伝えられるイギリス。3月24日にはチャールズ皇太子、27日にはボリス・ジョンソン首相が感染していることが発表されています。
エリザベス女王は、19日にはバッキンガム宮殿を離れ、ウィンザー城に移動済み。女王はチャールズ皇太子と3月12日以来、会っておらず、ジョンソン首相とは3月11日以来会っていないとのこと。女王が毎週、首相と行うオーディエンスと呼ばれる謁見も、3月第4週は電話で行ったことがInstagramで公表されていました。
『Daily Mail』によると、女王は「福祉に関するすべての適切なアドバイスに従っている」そうで、チャールズ皇太子、首相ら周囲の人々の感染が判明するなかでも「良好な健康を維持しています」とのこと。
「医療・介護従事者に拍手を」キャンペーンにロイヤルファミリーも参加
イギリスでは、感染拡大を抑えるために、外出が厳しく制限されているなか、医療/介護従事者への感謝を伝えるため、午後8時にバルコニーや窓から拍手をする「Clap for Carers」というキャンペーンが行われ、ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子もSNSを通じて参加。その愛らしい姿が世界中の人々のハートをトリコに!
現在、さまざまなオプションが検討されているという今年のトゥルーピング・ザ・カラー。SNSの活用もあり得るかも? どういう形で開催されるのか注目です。