世紀の発明王トーマス・エジソンと彼のライバル、戦略で支配を広げるカリスマ実業家ジョージ・ウェスティングハウスによる壮絶なビジネスバトルを描いた映画『エジソンズ・ゲーム』。〈電流戦争〉の幕開けとなったエジソンとウェスティングハウスによる、メディアを通したビジネスバトルを垣間見ることができる2つの本編映像が解禁されました。
天才発明家エジソンを演じるのはベネディクト・カンバーバッチ。世界的偉人のイメージを180度覆し、勝つためなら手段は選ばない、奇才のダークヒーローを怪演しています。対するライバルのウェスティングハウスはマイケル・シャノンです。
公開された映像のひとつ「電流戦争―エジソンの宣戦布告―」編では、エジソンが自身の研究所に集まった記者に対し、ウェスティングハウスらをハゲタカと称しながら、「彼のインチキぶりを忘れないように」と絶好調の“口撃”を披露。そんなエジソンに秘書のインサルも苦笑いを隠せない様子。そして、帰りゆく記者にエジソンはとどめの一撃として、「ウェスティングハウスの(送電)方式は死を招く」と、極端な言葉を飄々とした態度で告げ、記者たちの興味を一気にかき集めます。
一方、「電流戦争―ウェスティングハウスの反撃―」編では、「進歩を妨げてはならない」と真摯な態度で宣言するウェスティングハウス。そこから、「エジソンがすべてのものに自分の名を付けるのは忘れられるのが怖いからだ」、「トーマス・A・エジソンはペテン師だ」とエジソンに反撃。そしてあくまで「私の方式が優れている」と、エジソンの名が入ったナイフを柱に突き刺す姿で映像は幕を閉じます。
この映像でもわかるような二人の仕事、発明への向き合い方が対照的なところにも想像力をかき立てられたと、アルフォンソ・ゴメス=レホン監督は話しています。「ウェスティングハウスは人々の生活を良くしたいという思いしかなく、名をあげることに興味はなかった。対するエジソンは、自身の社会的イメージを意識していた。この脚本には“エゴvs謙虚さ”という問題が喚起されていた」と監督は説明しています。
『エジソンズ・ゲーム』
配給:KADOKAWA
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