ジム・ジャームッシュ監督最新作『デッド・ドント・ダイ』で、葬儀屋ゼルダ役を演じたティルダ・スウィントンのキャラ紹介特別動画&場面写真が到着!
天使や魔女、吸血鬼に加えて、映画『サスペリア』では、全身に特殊メイクを施して完全に別人と言える82歳の男性を演じたことでも話題となった女優ティルダ・スウィントンは、『デッド・ドント・ダイ』では、一風変わった葬儀屋の女主人のゼルダ・ウィンストン役を演じています。
ジャームッシュ監督は、執筆の初期段階からティルダと連絡を取り、見た目を自在に変えられ、世界的に活躍するこの女優に、どういうキャラクターを演じたいかと尋ねたのだとか。その問いに「タイトルで言っているように、”死者は死なない”ために虫の居所が悪い葬儀屋を演じたいと伝えた」と返答したというティルダ。役どころは、実は本人自らが提案したというユニークなエピソードを明かしています。
映像では、流れるような美しいホワイトブロンドのロングヘアをなびかせ、手には日本刀、空手道着に身を包み、ゾンビたちを次々と切り倒して見事なゾンビ無双をかますゼルダの姿が切り取られています。「ゾンビから身を守る術は心得ております」と無感情な表情で淀みなくまくし立て、その言葉通りに、ゾンビたちを次々に切り伏せる姿を見せつけられたロバートソン(ビル・マーレイ)。「パソコンの扱いは?」の質問を口にすると、すぐさまにゼルダは、異常なスピードでキーボートを叩き、“マトリックス”のごとき、神業とも言えるパソコンスキルまで披露。
自身が演じた“ゼルダ”というキャラクターに対し、ティルダは「誰もゼルダのことをよく知らないの。彼女がどこから来たのかもね。ゼルダには謎がある。こういう変わった人たちのなかでも、ひと味違う変人ね」と明かしており、まさに謎に包まれた女性。そんな女性ですら、完璧に演じきってしまうティルダの演技は本作のなかでも見どころのひとつ。さらに、スコットランド王家の血を引くと言われ、神々しさすら感じさせる謎の葬儀屋女主人・ゼルダは、劇中で一体どんな活躍をみせてくれるのでしょうか。
『デッド・ドント・ダイ』
2020年 近日公開
配給:ロングライド
©️2019 Image Eleven Productions, Inc. All Rights Reserved.