新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、4月に計画されていた『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の中国プレミア及びプレスツアーがキャンセルされたと『New York Post』が伝えています。
それによると、ダニエル・クレイグをはじめとする主要キャストたちは4月に、北京でのプレミアに出席する予定だったとか。しかしながら、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大により、それらの計画はキャンセルに。現在、中国では7万以上の映画館が閉鎖されているとのことで、『Sunday Times』が聞き込みを行ったスタジオ関係者は「もし映画館が4月までに再開したとしても、主要なスターたちがそちらを訪問する許可を得ることはないだろう」と付け加えたそう。
中国は米国に次ぎ、世界で2番目に大きなボックスオフィス市場なのだとか。そのため、この状況は『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』がボンド映画史上最高の興行収入を記録するのでは、という期待に影響を及ぼす可能性も。
すでに中国では、『1917 命をかけた伝令』、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』『ドクター・ドリトル』『ジョジョ・ラビット』などの公開が延期になっているとのことで、エンターテイメント界にも影響が及んでいるようです。