2月2日(現地時間)に開催された英国アカデミー賞受賞式。結果もさることながら、ステージに登壇したセレブたちがスピーチで披露したジョークも話題になっています。注目セレブのレッドカーペットスタイルと爆笑をさらったスピーチをまとめてご紹介。
美しきレッドカーペットスタイル7
ピンクの「Prada」のドレスで登場したレネーは、『ジュディ 虹の彼方に』で主演女優賞を受賞。
『マリッジ・ストーリー』で主演女優賞、『ジョジョ・ラビット』で助演女優賞にノミネートされていたスカーレット。どちらも受賞は逃したものの、「Atelier Versace」のドレスで人々の目を釘付けに。
『スキャンダル』、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の2作品で助演女優賞にノミネートされたマーゴット・ロビー。受賞はならなかったものの、後ろ姿が超セクシーな「Chanel」2020春夏オートクチュールコレクションのシルクのシフォンドレスで登場。
「Chanel」メティエダールコレクションのレースのジャンプスーツにシルクのドレスを合わせたリリー・ローズ。
「Saint Laurent」のゴールドのシークインドレスで登場したゾーイは、米国アカデミー賞トロフィー、オスカー像のようと大評判。髪型もオスカー像風。
『スキャンダル』で主演女優賞にノミネートされたシャーリーズ・セロンはパープルの「Christian Dior」のドレス。
今回の英国アカデミー賞のドレスコードは「サステナブル・ファッション」だったそう。ウィリアム王子はタキシード、キャサリン妃は2012年のマレーシア訪問時に着用した「Alexander MacQueen」のドレスで登場。
会場が爆笑したスピーチ3
ヒュー・グラントのブリジット・ジョーンズジョーク
My Daniel Cleaver and Bridget Jones heart #BAFTAs pic.twitter.com/Lro7wzGo3r
— (@HughsMungo) February 2, 2020
主演女優賞を受賞したレネーがステージが降りてきたところで、待っていたのが次の作品賞のプレゼンターだったヒュー・グラント。ヒューは2001年の『ブリジット・ジョーンズの日記』2004年の『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうな私の12か月』でレネー演じるブリジットの上司ダニエル・クリーヴァーを演じており、英国アカデミー賞で15年以上ぶりにブリジットとダニエルの再会が実現!
その後、プレゼンターとして登壇したヒューは「まずはじめに、よくやったジョーンズ」と、『ブリジット・ジョーンズ』シリーズでのダニエルのセリフでレネーを讃え、さらに「変わったドレスだな」と映画のなかで、ふたりが初めて関係を持つ時の有名なセリフを披露し、拍手喝采を受けていました。
ブラッドのロイヤルジョークをマーゴットが代読
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で助演男優賞に輝いたブラッド・ピット。ブラッドは英国アカデミー賞には出席できなかったため、共演のマーゴット・ロビーがブラッドの代わりにトロフィーを受け取り、彼の受賞スピーチを読み上げました。
今年のアワードシーズンでは、独身ジョークが冴えわたっているブラッド。まずは、「英国のみなさん、シングルになったと聞きました。独身クラブにようこそ」と英国のEU離脱をネタに。その後、定番の関係者への感謝の言葉が述べたのち、最後に、マーゴットはBAFTAのトロフィーを手に、「彼はこれにハリーと名付けると言ってます。なぜなら、彼はこれをアメリカに連れて戻ることにワクワクしているからです」と、今度はハリー王子夫妻のロイヤルファミリー離脱をネタに!
この受賞式にはウィリアム王子夫妻も出席しており、このロイヤルジョークの後、マーゴットは「これは彼の言葉で、私じゃないわ!」と言い、大急ぎで逃げるようにステージから立ち去り、カメラは思わず笑ってしまっているウィリアム王子&キャサリン妃のリアクションを映し出すというグッドジョブ。ウィリアム王子夫妻も笑わせたブラッド、禁断のロイヤルジョークでこの日、いちばんの爆笑を巻き起こしました。
レベル・ウィルソンの『キャッツ』ジョーク
監督賞のプレゼンターとして登場したレベル・ウィルソンは赤と黒のドレスで登場。まずは会場のロイヤル・アルバートホールのことを、「ロイヤル・アンドルー……」とわざと言い間違い、アンドルー王子をネタに。
さらに「この受賞式はサステナビリティがテーマになっています。私もこのドレスは2つの古いドレスから作りました。赤いのはミス・オーストラリアで勝てなかった時のもの。黒は映画『キャッツ』のお葬式の時のものです」と、自身も出演した映画『キャッツ』をギャグにし、会場は大爆笑。
続けてレベルは今年の英国アカデミー賞のノミネーションに多様性が欠けているという点にも踏み込み、「『キャッツ』がどの映画賞にものノミネートされていないなんて変ですよね。今年のノミネーションには、明らかに猫が不足しています!」「監督賞の“キャッ”テゴリーにも猫はノミネートされていません! 本当にショッキングです」と『キャッツ』ネタを連投。
そして、ノミネートされた監督の名前をあげたレベルは「私には彼らのようなことはできません。私にはタマがありませんから」と、下ネタを絡めてスピーチを締めくくり会場を爆笑させていました。