1月13日(現地時間)、2020年のアカデミー賞ノミネーション発表が行われました。期待や予想に反してノミネートを逃したスター、作品がある反面、サプライズのノミネーションもあり、毎回のことながら論議を呼んでいます。
なかでも、驚きを持って受け止められたのが、ジェニファー・ロペスとビヨンセがノミネートを逃したこと。映画『ハスラーズ』で50歳とは思えない引き締まったボディとポールダンスを披露したジェニファーは助演女優賞、ビヨンセは映画『ライオン・キング』のために書いた『Spirit』で歌曲賞でのノミネートが期待されており、もしノミネートされていたら、ふたりとも初ノミネーション。レッドカーペットがよりいっそう華やかになったと思われるだけに、残念です。
アカデミー賞の常連ともいえるクリスチャン・ベイルも予想に反してノミネートされなかったスターのひとり。ただし、出演作『フォードvsフェラーリ』は作品賞にノミネートされています。
さらに、アカデミー賞の前哨戦と言われているゴールデングローブ賞で、コメディ・ミュージカル部門の主演女優賞に輝いたオークワフィナ(『フェアウェル』)、主演男優賞を受賞したタロン・エガートン(『ロケットマン』)がノミネートされなかったことにも驚きの声が! タロンは、今年、第2のラミ・マレック(昨年『ボヘミアン・ラプソディ』でゴールデングローブ賞、アカデミー賞の主演男優賞を受賞)になるのでは?という期待もあっただけに、残念……。
また、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は作品賞にノミネートされたほか、シアーシャ・ローナンが主演女優賞、フローレンス・ピューが助演女優賞にノミネートされました。ただし、グレタ・ガーウィグ監督の監督賞でのノミネートはなく、ゴールデングローブ賞につづき、アカデミー賞でも女性監督がノミネートされなかったことは論議の的に。
その一方で、『1917 命をかけた伝令』、『パラサイト 半地下の家族』は俳優のノミネートはなかったものの、作品賞、監督賞をはじめ数多くのカテゴリーでノミネートされています。
アカデミー賞は2月9日(現地時間)に行われます。授賞式が楽しみです。