1月5日(現地時間)に行われたゴールデングローブ賞は映画部門の助演男優賞をブラッド・ピットが受賞するというステキな結果に! その受賞スピーチでブラッドはジョークを連発。会場にいたレオナルド・ディカプリオ、そして元妻ジェニファー・アニストンも笑わせたことが話題になっています。
スピーチではまず、ハリウッド外国人映画記者協会にお礼、それから同じカテゴリーにノミネートされたアル・パチーノ、ジョー・ペシ、トム・ハンクス、アンソニー・ホプキンスの名前をあげ、「彼らは私にとって神同然です」とリスペクトを表明したブラッド。この豪華な顔ぶれを見ると、このカテゴリーはかなりの激戦だったことをうかがわせます。
そんなブラッドは「この人への感謝から始めなければなりません。神話であり、レジェンドであるタランティーノ監督、この経験、この作品は一生忘れません。ありがとう」と監督へ感謝すると、タランティーノ監督はワイングラスを上げて応えていました。
レオナルド・ディカプリオのニックネームはLDC!?
さらにブラッドは「もうひとりの共犯者、LDCにも感謝しなければいけません」と語り始め、なんとレオのことをLDCと呼んでいることを明らかに!
続けて「『レヴェナント:蘇えりし者』以前は、毎年のように共演者が賞を受賞し、立ち上がって彼に心から感謝しているのを見ました。その理由はわかります。彼は一流スターで、ジェントルマンです。だから、キミがいなかったら僕はここにいなかったよ。ありがとう」と、レオに感謝すると、レオも大きくうなずき、すごくうれしそうな表情に!
さらにブラッドは「僕なら筏をシェアしただろうね」と、なんとここで映画『タイタニック』でケイト・ウィンスレット演じるローズだけが海上に流れてきた筏的なもの(ドア)に乗っていたけれど、レオ演じるジャックも乗れたのでは? という長年のファンの疑問をジョークに! この突然のタイタック・ジョークには、レオも思わず吹き出し、慌てて白ワインを飲んでごまかしていました。
ママを連れてこれなかった理由は?
その後、関係者への賛辞をギュッと縮めて述べた後、ブラッドは「今日はママを連れてきたかったけど、できなかった。だって僕が隣に立つ女性はみんなデートしてると言われちゃうから。気まずいよね」と、ヒーラーの女性や女優のアリア・ショウカットら最近、相次いだデート報道を、なんと受賞スピーチのなかでジョークに! しかもまとめて全否定!
加えて、この時カメラはブラッドの元妻ジェニファー・アニストンを捉えているというグッドジョブで、ジェニファーがブラピのデートジョークにちょっと笑ったのもファンを大喜びさせることに!!
そして最後に「もし、明日誰かに親切になれるチャンスがあったら、逃さないで。僕たちに今、必要だと思うから」と言い残し、かっこよくステージを去って行ったブラッド。昨年、『アド・アストラ』のプロモーションで来日したときも舞台挨拶で「人に優しく」と語っており、どうやら今のブラッドは「人に親切に、優しく」がテーマなようです。
そんなブラッドのゴールデングローブ賞受賞は、1996年に『12モンキーズ』で助演男優賞を受賞して以来、2度目。スピーチを終えて席に戻ったブラッドは、再び周囲の人々から祝福されていて、レオともハグを交わしていました。おめでとう!