2012年に急死したホイットニー・ヒューストン。ホイットニーの一人娘で2015年に22歳の若さで亡くなったボビー・クリスティーナの婚約者だったニック・ゴードンが、1月1日に亡くなったことがわかりました。
『Daily Mail』が聞き込みを行った情報元によると、ニックはフロリダで新年のお祝いの途中で複数回の心臓発作を起こし、病院に緊急搬送されるも亡くなったそうで、その原因はドラッグのオーバードーズだとみられているとか。
ニックの弟ジュニア・ウォーカーは「神様、私はなぜ元日に兄を亡くさなければならなかったのでしょうか」「私にできることは泣くことだけです」「兄さん、心から愛しています。ベッドサイドで私が話しかけた声が聞こえていることを願っています。私はあなたが私とあなたの姪たちを見守ってくれていて、愛していると繰り返し言っているのを感じます」と、facebookに兄の死を悲しむメッセージを投稿しています。
2012年2月、グラミー賞授賞式の前日に滞在していたビバリーヒルトン・ホテルの浴槽で倒れているところが発見され、その後死亡が確認されたホイットニー。検死により、ホイットニーの体内からはコカインが検出され、入浴中にコカインの影響で心臓発作が起きた可能性が高いという結果が発表されました。
その3年後の2015年1月に、ホイットニーの一人娘ボビー・クリスティーナが、ニックと暮らしていた自宅の浴槽で意識不明の状態で発見され、6カ月後に死去。ボビー・クリスティーナの体内からは多数のドラッグが検出され、ボビー・クリスティーナの死に関して、ニックは刑事告発はされなかったものの、民事裁判では法的に責任を問われていました。
そしてニックもオーバードーズで世を去ることに……。ニックの弁護士は『People』に、「彼の死の具体的な状況はいえませんが、ドラッグ中毒が人々から愛され、計り知れない可能性を秘めた若い人々を滅ぼしたのを目の当たりにしたのは、本当に胸が痛い」「過去数年間、ニックは前向きにドラッグを断つために努力しました。彼はなにより家族と健康的で幸せに暮らすことを望んでいました」と語ったとのこと。
また、ボビー・クリスティーナが意識不明の状態で浴槽に浮かんでいるのを発見したマックス・ローマズという人物も、2018年8月に自宅のバスルームでトイレにもたれかかった状態で発見され、病院に運び込まれるも死亡。倒れた彼のそばには注射器があったそうで、原因はやはりドラッグのオーバードーズだったそうです。