2016年、FOXニュースで実際にあったセクハラスキャンダルを描いた映画『スキャンダル』で、売れっ子キャスターだったメーガン・ケリーを演じたシャーリーズ・セロン。外見だけでなく話し方も追及したという脅威の再現度で全米を驚愕させた姿が、公開されました。
事件を葬ってはならないと決意した『マネー・ショート 華麗なる大逆転』のアカデミー賞受賞脚本家がシナリオを書き上げ、話題を呼んでいる『スキャンダル』。
FOXニュースのトップに君臨するキャスターのメーガン・ケリーを演じた主演のシャーリーズ・セロンは、外見だけでなく話し方も追及したという脅威の再現度で全米を驚愕させています。メーガン・ケリーについてセロンは「TVや彼女の発言などあらゆることを知っていたので、役をつかむのにとても時間がかかった。でもメーガンの本やインタビューを読んで、本当の彼女は複雑で傷つきやすい人だとわかり、少し彼女を近くに感じることができました」と役に向けて準備したことを話しています。
プロデューサーとしても参加しているシャーリーズはは、「今は多くの勇敢な女性たちが自らの経験を共有するようになった。タイムズアップやMeTooなどのムーブメントのおかげで、セクハラはシステム全体の問題であり、きちんと向き合う必要があるとみんなが悟っている。だからこそ、この映画を今作るのはとてもとても大事なことだった」と意気込みを語っています。
脚本のチャールズ・ランドルフは「彼女はプロデューサーとしても実質的にリーダーだし、実際にスクリーン上に登場し、演技をするという意味でも、この作品のクリエイティブ面における主な原動力でもある。彼女が出演しないシーンの撮影にも現場に来て、モニターを見ながら我々に気になった点を伝えに来るし、どんな偉大なクリエイティブ・ディレクターよりも、積極的に作品作りに関わっているよ」と主演としてだけでなく、プロデューサーとしても作品に尽力した様子を語っています。シャーリーズはこの作品で第77回ゴールデン・グローブ賞、第26回全米映画俳優組合賞(SAG賞)で主演女優賞にノミネートされています。
『スキャンダル』
2020年2月21日(金)TOHOシネマズ 日比谷他全国ロードショー
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