エル・ファニングが歌手になるためオーディション番組「ティーンスピリット」に挑戦する主人公を演じた『ティーンスピリット』。エル演じるヴァイオレットがロビンの『ダンシング・オン・マイ・オウン』を歌いあげるシーンが公開されました。
映像はがらんとしたステージにあがったヴァイオレットが少し緊張した面持ちで自己紹介を始めるシーンからスタート。実はこのMVは、彼女が初めてオーディションでパフォーマンスを披露したシーンの本編映像でもあります。
ヴァイオレットがオーディション1曲目に選んだロビンの『ダンシング・オン・マイ・オウン』は、その名の通り「1人で踊り続ける」と歌う孤独なダンス・チューンとして人気を博した大ヒット曲。オーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』でカラム・スコットがバラード調に歌ったことでも有名になり、オーディション後に公開した同曲のMVは3.8憶回再生を誇っています。
田舎で暮らし「自分の居場所がない」と感じるヴァイオレットの心の内と重なるような曲を、鬱屈した毎日から抜け出したいと心の底から叫ぶようにパワフルに歌う姿に心打たれます。
本格的な歌唱シーンに吹き替えなしで挑戦し、その圧倒的な表現力は歌でも生かされることを本作で証明したエル。「音楽映画や歌う役には昔から興味があり、山ほどあるやりたい事リストのひとつでした」と語るエルが本作にかける情熱は相当なもので、自ら出演を熱望したというほど。
「私は歌手としては知られていなかったので、この役を貰うために歌手が出来るということを証明しなくてはなりませんでした。そして、マックス・ミンゲラ監督に会って話をしたら、この映画を同じように捉えていたし、同じビジョンを持っていることが分かりました。それで余計にどうしてもこの役をやりたくなって、チャレンジを決意したんです」と、ポーランド系の歌手もできる役者を探していたマックス・ミンゲラ監督をはじめ、スタッフたちをも納得させたことを明かしました。
また、エルは「打合せ後すぐから3カ月間、毎日、歌の特訓をしました。音楽プロデューサーのマリウス・デ・ヴリーズとヴォーカルトレーニングをしたんです」と、音楽プロデューサーのマリウス・デ・ヴリーズと歌の特訓をしたことも明かしています。
『ティーンスピリット』
1月10日(金)角川シネマ有楽町/新宿ピカデリーほか全国ロードショー
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