リーマン・ショック後のニューヨークを舞台にストリップクラブで働く女性たちがウォール街の裕福なビジネスマンから大金を奪う計画を立てた実話を描いた映画『ハスラーズ』で、50歳にして見事なボディを披露しストリッパー役を熱演したジェニファー・ロペス。この作品で演じたラモーナ役から学んだことを『People』に語りました。
ポールダンスのスキル
撮影の4カ月前からポールダンスの練習を始めたジェニファー。「ポールダンスのトレーニングは痛かったし、本当に、本当に難しかった」と語っています。その様子はジェニファーのYouTubeでも公開されていますが、ポールの上の方で逆立ちしたりと、見ているだけでもかなりコワイ。
ジェニファーは「映画のためにマーシャルアーツから射撃までたくさんのことを学んだけれど、ポールダンスはまったく違ってた。体中がアザだらけで、擦り傷、やけどまで。ポールを滑るためにメイクやタイツを履けないことなんて、誰も想像できないと思う」と語っています。
独立心、限界はないということ
作品で演じた役ラモーナについて「彼女は独立していて、彼女の人生に男はいない。そしてデスティニー(コンスタンス・ウーが演じた役)にいつも“誰もいらない。私たちだけでやれる!”って言うの。限界はないというのがテーマよ。自分でできるというのが全体を通じて伝えたいことなの。彼女のタフさは私自身の人生でもそうあるべきと思ったわ」とラモーナから強さ、独立心を学んだとコメントしています。
ジェニファーの熱演もあって映画は大ヒット。ジェニファーは2020年1月2日に行われるパームスプリングス国際映画祭でスポットライト賞を受賞することが発表されており、ロサンゼルス映画批評家協会賞で助演女優賞に選ばれました。さらにアカデミー賞ノミネートの可能性も囁かれています。
これに対し、「正直に言って、涙が出たわ。名前があがることだけでとても光栄だし、素晴らしいことで圧倒されてる」と語ったジェニファー。来年2月2日(現地時間)に行われるスーパーボウルのハーフタイムショーに出演することも決定しており、もし2月10日(現地時間)に行われるアカデミー賞にもノミネートされたら、年明け早々から大忙しになるはず! そちらも楽しみ!