カイリー・ジェンナーが2015年に創立以来、100%所有していた「カイリー・コスメティックス」の株式の過半数、51%を6億ドル(約650億円)で「コティ」に売却したと発表!
米誌『People』によると、「コティ」社は「カバーガール」「OPI」「リンメル」などのコスメブランドを持つ、美容業界の大手。これにより、カイリーはコスメビジネスから手を引くわけではなく、カイリーとカイリーのチームはよりブランドのクリエイティブ面、コミュニケーション面に集中することになるのだそう。
カイリーは「コティとのパートナーシップにより、世界中のカイリー・コスメティックスとカイリー・スキンのより多くのファンに、アプローチできることにワクワクしています。引き続き、消費者が期待するようになった、各コレクションの創造、創意工夫をこらすことを継続し、SNSでファンと交流することを楽しみにしています」「このパートナーシップで私と私のチームは各プロダクトの開発、創造に集中できます」との声明を発表。
一方、「コティ」社は声明で「カイリーを私たちのファミリーに歓迎します。カイリーのクリエイティブなビジョンと比類なき消費者の関心、「コティ」の専門知識、高級美容製品におけるリーダーシップが結びつくことは、エキサイティングな次のステップです。そしてフレグランス、コスメ、スキンケアにおけるコアな強みを効果的に活用し、カイリーのブランドの最大限のポテンシャルを引き出します」と述べており、今後はフレグランスにもビジネスを拡大する予定のよう。
さらに、このパートナーシップにより「カイリー・コスメティックス」「カイリー・スキン」の販売が、アメリカそして世界で、より多くの小売業者に拡大する見込み。つまりはカイリーは製品開発、SNSでのファンとの交流や宣伝に集中できるので、よりファンが望む製品が登場しやすくなり、さらにファンにとっては商品を入手しやすくなることが期待できそう!
すでに「カイリー・コスメティックス」が大ヒットしているのは、知られているけれど、今年スタートしたばかりの「カイリー・スキン」も好調。『People』によると、「カイリー・スキン」は、50%以上のリピート購入があり、2019年の売上は2,500万ドルとなる予定。「コティ」社は「失速する気配はまったくありません」とコメントしたとか。
今年3月、米誌『Forbes』により、資産10億2,000万ドルの「世界最年少のたたき上げの億万長者」と発表されたカイリーですが、今回のパートナーシップで、その資産はどれだけ増えるのでしょうか? もはや想像を超える大金持ちとなったカイリーの快進撃はまだまだ続きそうです。