9月から最新作『マダムX』のワールドツアーをスタートさせたマドンナが、12月17日にフロリダ州マイアミで行われるコンサートのチケットを購入したファンから集団訴訟を起こされたことがわかりました。
『TMZ』によると、マドンナとライブネーションを訴えたのはネイト・ホランダーという人物。彼は8月に12月17日にマイアミで行われる『マダムX』ツアーのチケット3枚を1,024.95ドル(約11万円)で購入。その時、ライブの開始時間は夜8時30分だったとか。
ところが、マドンナはこれまで行われたコンサートの開始時刻にしばしば遅刻……というか、2時間遅れという大幅遅刻で登場しており、最近、ついにスタート時刻を10時30分に変更。ちなみにホランダー氏がチケットを購入した12月17日は火曜日で、彼は「行くには遅すぎる」と主張。払い戻しは断られたそうで、2時間遅れのスタートによりチケットの価値も下がり、多額の金額を失ったとしています。
ラスベガス公演では真夜中過ぎに登場!?
しかし、スタート時間を遅らせたからといって、その時間通りに始まる、というわけではなかったよう。11月7日に行われたラスベガスでのライブでは、さらに記録更新!? Twitterには、なんと日付をまたいで真夜中の12時7分に登場したとの書き込みが!
We bought tickets for an 8:30 show on 11/7, NOT a 12:07 AM show start on 11/8. It ruined a day and the concert was the worst I’ve experienced. Elton at Caesar’s was phenomenal as was Celine.
— Rick Pierce (@RickPie89371182) November 10, 2019
「僕らは11月7日8時30分のチケットを買ったんだ。11月8日午前12時7分スタートのチケットじゃない。1日が台なし。コンサートも今まで経験したなかで最悪だった。シーザーズのエルトンはセリーヌと同じくらい驚異的だった」
別の人物は隣の人のいびきがマドンナの歌よりうるさくて、途中でコンサート会場を後にしたとツイート。
We walked out of the concert!! The guy next to me was snoring louder than her songs and a lot of people were chanting for a ticket refund… It was a disaster. 😭 pic.twitter.com/keZox7lniR
— Jimmy (@jimolivo8) November 8, 2019
「コンサートは8時30分から10時30分に変更されたのに、深夜まで彼女は始めなかった」「人々は激怒して、何人かは会場を後にし、残りは寝ていた」「ほとんどの曲の合間に、すごいブーイングが起きて、彼女はベガスは礼儀知らずだと言った」「私たちは早めに引き上げた。セキュリティは半分以上の観客が帰ったとジョークを言ってた」。
遅刻に加えて、コンサート自体の感想も散々なことに……。開始時刻を遅らせたのは逆効果だったのでは?
マドンナのリアクションは?
そうしたなかついに訴訟騒ぎとなってしまったマドンナは、9日のラスベガスのステージでのヒトコマをツイート。
F. A.C.T.S. 👑 ……………….. #madamextheatre #thecolosseum pic.twitter.com/QBV99f1Y3I
— Madonna (@Madonna) November 9, 2019
ピアノに腰かけ、「みんなが理解しないといけないことがあるの。それは、女王は決して遅れないということよ」と語り、歓声を受けたマドンナ。もしや、この晩はちゃんと時間通りにスタートしたのでしょうか? 訴訟沙汰になってしまいましたが、これを機に“やればできる”ところをみせる気になったのならいいのですが……。