10月20日、ベルギー・アントワープで行われたヨーロピアン・オープンテニスの男子シングルスでアンディ・マレーがスタン・スタンワウリンカと対戦。3-6、6-4,6-4で見事優勝を飾りました!
スタンのショットがアウトしたのを見るや、ラケットを手放し感極まった様子のアンディ。スタン、審判との握手の後、チェアに座り目頭を押さえる姿が感動的です。
インタビューで「私にとってはとても意味のあることです。スタンも私もここ数年、ケガに悩まされてきました。戻ってきて彼とファイナルで戦えることは、本当にすごいこと。スタンも信じられないくらいいいプレーをしました。とてもハッピーです」と語ったアンディに、観客も大声援をおくりました。
3度のグランドスラム優勝経験者でロジャー・フェデラー、ラファエル・ナダル、ノバク・ジョコヴィッチと“ビッグ4”と呼ばれたアンディですが、近年は股関節のケガに悩まされ、『CNN』によると、シングルスでのツアー優勝は2017年3月のドバイ・テニス・チャンピオンシップス以来なのだとか。
2018年1月に最初に1回目の手術を受けるも、今年1月の全豪オープンの記者会見では痛みにより引退もあることを明かし、世界に衝撃を与えました。その後、2度目の手術を受け、6月にはダブルスで復帰。ウィンブルドンではセレーナ・ウイリアムズと組んでミックスダブルスに出場し、大注目を集めました。
一方、対戦相手のスタンも2018年に膝の手術を受けており、今年1月、アンディが2度目の手術を受けた後に、当時交際中だった女子選手のドナ・ベキッチと共に「早くよくなって」ギフトとして巨大テディベアをアンディに贈ったことが話題に。
アンディは今年はシングルスでグランドスラムには出場しませんでしたが、来年1月の全豪オープンから復帰する計画だとか。アンディ、スタンともに活躍が期待されます!