表向きは高級紳士服テーラー、裏の顔は世界最強の超過激スパイ組織キングスマン。タロン・エガートン&コリン・ファース演じるスパイ組織の活躍を描いたシリーズ1作目の『キングスマン』、その続編『キングスマン:ゴールデン・サークル』に続くシリーズ最新作『キングスマン:ファースト・エージェント』では、キングスマン誕生の秘話が遂に明かされます。
予告編
予告編は、一面の焼け野原と、暗闇の中で暗躍するガスマスク集団のバトルから開幕。派手な爆発が起きたかと思えば、大量の金塊が眠る巨大な倉庫も登場し、本作でも激しいアクション&英国紳士たちの豪華絢爛な演出を期待させます。豪邸に飛行機で降り立つオックスフォード公(レイフ・ファインズ)から「戦争を止める方法があるかね?」と聞かれたコンラッド(ハリス・ディキンソン)との意味深な会話を交わすシーンも。「キングスマン」シリーズおなじみの高級紳士服テーラーの前に降り立ったコンラッドは、真新しいスーツと、靴やカフスを手に入れ、本棚の隠し扉から現れる秘密の部屋で女性(ジェマ・アータートン)から「ようこそキングスマンへ」と歓迎を受けるといった、あのキングスマンが誕生する瞬間が描かれています。
時代は第一次世界大戦の勃発前夜。イギリス、フランス、ロシアと、ヨーロッパの大国で陰謀が渦巻くなか、絢爛豪華な舞踏会に現れる怪僧ラスプーチン(リス・エヴァンス)を前に、ついにキングスマンが動き出します。
アップテンポな音楽と共に、杖を武器に華麗なアクションが展開。毒殺と思わしきシーンや、秘密の工場で大量生産される武器たち、マシンガンを相手にギリギリの戦いを繰り広げるシーン、そしてついに仲間(ジャイモン・フンスー)と共にラスプーチンを追い詰める一幕が!? 本作で”キングスマン“という世界最強の超過激スパイ組織がどのように結成されるかの期待が高まります。
また、10月3日(木)(現地時間)にニューヨークで開催されたニューヨーク・コミコンには、マシュー・ヴォーン監督、レイフ・ファインズ、ハリス・ディキンソンらがパネルに登壇。
マシュー・ヴォーン監督は「自分が見て育ったような映画を撮りたかったんだ。『王になろうとした男』、『アラビアのロレンス』、『ドクトル・ジバゴ』のような壮大な大作映画だ。退屈ではなくて、しっかりとした品格がある。キングスマンが誕生した時代を描く愉快で壮大なアドベンチャー映画を世界が求めていると思ったんだ」とコメント。
オックスフォード公役のレイフ・ファインズは、「ファンのすごいエネルギーと、この作品への期待を感じることができてうれしいよ。映画の撮影はお客さんのためにしているのだけど、長い間お客さんとは離れた場所で期待感を感じることができない。だから同じ場所で彼らの興奮を肌で感じることができてとてもうれしいよ。マシュー監督はエモーショナルな関係、哀愁、アクション、そしてユーモアを絶妙に組み合わせている。ドラマチックでシリアスな悲劇的な部分と、軽くて皮肉的な部分があって、挑戦的で、とてもおもしろいよ。オックスフォード公は、すごい旅をする。家族の不幸によって傷付き、平和主義者になったんだ。そんななか、戦争が起きるが、彼は自分の息子を戦場に送りたくないと葛藤するんだ」と作品の見どころをアピール。
コンラッド役のハリス・ディキンソンは、「レイフ・ファインズと共演できたことをマシューに感謝しています。『キングスマン』シリーズはずっと見ていたので、この世界の中に入れたことはとても興奮したよ。コンラッドは17歳くらいで、上流階級の家庭で育ったんだ。彼は自分が束縛されていると感じていて、多くの若者が戦場に行くことで勇気を証明する時代に、自分が戦争に行けないことで戸惑っているんだ」と作品に参加した喜びを述べています。
『キングスマン:ファースト・エージェント』
2020年9月
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2019 Twentieth Century Fox Film Corporation