離婚を描いたNetflixオリジナル映画『マリッジ・ストーリー』に出演したスカーレット・ヨハンソン。撮影中に実生活で離婚を経験していたことを明かしたそう。
2014年に結婚したロマン・ドリアックと2017年に離婚したスカーレット。『マリッジ・ストーリー』はスカーレット演じる女優のニコールとアダム・ドライバー演じる夫で監督兼脚本家のチャーリーの結婚生活の葛藤と離婚に向けた心情を描いた作品です。
『マリッジ・ストーリー』は、ベネチア国際映画祭でプレミア上映されており、スカーレットはベネチアで『Variety』誌のインタビューに答え、「実は私も離婚を経験していたの」と語ったのだとか。
監督のノア・バームバックと初めて打ち合わせをしたとき、「何の打ち合わせをするのか知らなかったんだけど、私は部屋に入るなり白ワインを注文して、(その時の夫婦関係について)不満を言い始めたの」「彼はただ聞いていたわ。すごく注意深くね。それから早めに切り上げるような感じで、“キミからそんな話をされるとは不思議だ”と言ったのよ」と振り返ったスカーレット。
私生活でも仕事でも離婚が同時進行というのは、かなり特殊な状況かと思われるけれど、スカーレットは「ある意味、運命を感じた」とコメント。「これは彼とシェアする経験であり、彼にも私とシェアさせるものだった。まさにぴったりなタイミングだったのよ」。バームバック監督は『マリッジ・ストーリー』は、自分自身と女優ジェニファー・ジェイソン・リーとの離婚がもとになっていることを明かしています。
さらに映画のなかにはスカーレット演じるニコールとアダム演じるチャーリーの間で、積年の憤りが露わになりお互いに言い争うシーンがあるのだそう。『People』によると、スカーレットは『As If』誌でそのシーンについて、「アダム・ドライバーと最近、仕事をしたんだけど、2日間まるまるお互いに対して怒鳴り合った、残酷に叫び合って、まる2日間ケンカをしたの」「ものすごく疲れたわ。でももしアダムが、私が彼に向かって叫んだすべてを受け止める強さのある俳優じゃなかったら、私自身を見失っていたでしょうね。他の俳優と仕事をすることは私の仕事にとって重要な部分よ。すべてといっていい」と語っていたとか。
先日公開された予告編では、ふたりの気持ちがすれ違っていく様子が主に描かれていましたが、どうやらお互いが思っていることを出し切る大口論シーンがあるもよう。実生活でのスカーレットは離婚となりましたが、映画では、大げんかの末に、どうなるのでしょうか? とても楽しみです。