孤独だが心優しかった男が<悪のカリスマ>に変貌していく衝撃のドラマ『ジョーカー』の予告編とポスターが解禁されました。
『ジョーカー』は10月4日(金)の日米同時公開に先駆け、第76回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、8月31日(現地時間)に世界で初めて上映されます。第44回トロント国際映画祭のガラ・プレミア部門に選出され、早くもアカデミー賞有力候補との呼び声が高まっています。
孤独だが心優しいアーサー(ホアキン・フェニックス)は、母からの「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」という言葉を胸に、都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながら、笑いのある人生は素晴らしいと信じ、ドン底から抜け出そうとしていました。予告編は、バスの車内でアーサーが、子供をあやして笑わせている微笑ましいシーンからスタート。しかし生活も大道芸人としても上手くいかず、やり場のない気持ちに押しつぶされてしまいそうになっていたある日、大好きなトーク番組の司会者マーレイ(ロバート・デ・ニーロ)が「誰もがコメディアンになれる日が来た」という言葉と共に、クラブのステージでジョークを披露しているアーサーの姿を紹介。夢が叶ったと満面の笑みでテレビを見つめるアーサーだったが、マーレイのちゃかした揶揄にその笑顔は曇り、映像の後半では、彼が秘かに好意を抱く女性ソフィーとの幸せそうなワンシーンも描かれるが、自ら施すピエロメイクと共に、次第にジョーカーへと変貌を遂げていく様子が衝撃的に収められています。なぜアーサーは、世界のすべてを狂わそうとする唯一無二の悪になってしまうのか? 彼の身に一体何が起きたのか、想像と期待を掻き立てられる予告編となっています。
ポスタービジュアルは、戦慄に満ちたアーサーが全面にあり、強烈なインパクトと印象を残しています。その複雑な表情が示すものとは一体何なのか。本作に出演しているブライアン・タイリー・ヘンリーは、「本作はジョーカーがかつて、いかに“幸せな人間”だったかが語られるところから始まります」と言及しており、人々が想像する凶悪なジョーカーのイメージを覆す過去が描かれているとか。また監督と脚本を兼任したトッド・フィリップスは「ロバート(・デ・ニーロ)が、脚本をものすごく気に入ってくれたんだ」と、アーサーの運命を大きく左右することになるトーク番組の人気司会者を演じるオスカー俳優ロバート・デ・ニーロも、深い人間ドラマが描かれたオリジナル脚本を絶賛していると明かしており、初めて語られるジョーカー誕生の切なくも衝撃のドラマに期待が高まります。
『ジョーカー』
10月4日(金) 全国ロードショー
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & © DC Comics