ブラッド・ピットが雑誌のインタビューで、有名になったことで「解放されたと同時に、閉じ込められた」と語ったそう。
『Daily Mail』によると、ブラッドは『OK』誌に「それは裏表になっていて、取引みたいなものなんだ。与えられる機会においては解放された。でも一方でスゴく閉じ込められた。ホテルのロビーはもう15年は見ていない。ホテルの端っこから入って、同じように出るからね。注目を集めてしまう。良くも悪くも」と、仕事に関しては自由度が増えた反面、ホテルはロビーから出入りできないほど、行動はとても制限されていることを明かしました。
オクラホマ州で生まれ、ミズーリ大学でジャーナリズムを学ぶも卒業まで2週間というところで退学し、俳優を目指したブラッド。デビューは1987年、テレビドラマの小さな役だったとか。そこからショービズ界でのキャリアは30年あまり。スターになってからが長いのでついつい忘れがちですが、ブラッドは地方からでてきて、ストリッパーの送迎係などのアルバイトなどをしつつ、小さな役から始めたいわゆる「たたき上げ」。決して俳優として恵まれた環境に生まれたわけではありません。
「オクラホマ/ミズーリ出身だってことを忘れるのは簡単だと思う。そこは映画業界にとって休暇先リストでもないからね。そして僕はエキストラから初めて、業界についてゆっくり学び始めたんだ。僕は今も弱者の味方だよ」と、今も無名時代の気持ちを忘れていない様子。
「25歳まで飛行機に乗ったこともなかった。だからどこに行くのも僕にとってはすごくワクワクすることだった」「オランダだろうと、ベルギーだろうと、東京だろうと場所は関係なくて、すべてをじっくり見て知ろうとしたことを覚えてる」と、プロモーションツアーもワクワクものだったことを振り返ったとか。
そんなブラッドが次に向かう外国は、8月29日から始まるベネチア国際映画祭で行われる『アド・アストラ』のワールドプレミアだそうです。また日本にもぜひ来て欲しいものです。