15日、映画『ロケットマン』のジャパンプレミアが開催され、主演のタロン・エガートン、デクスター・フレッチャー監督が登場しました。
『ロケットマン』はエルトン・ジョンの半生を映画化した話題のミュージック・エンターテイメント超大作。主人公エルトンを演じたタロンは、『キングスマン』シリーズで日本でもおなじみ。フレッチャー監督は、『ボヘミアン・ラプソディ』でブライアン・シンガーが降板した後、監督を代行し、作品を完成させたことで知られています。
フレッチャー監督は『ロケットマン』の魅力について、『ボヘミアン・ラプソディ』とは異なり、『ロケットマン』は純粋なミュージカルであることを挙げ、「主役のタロンが全曲、アフレコなしですべてを歌っていることが見どころ。彼は演技も素晴らしいが、歌唱力も素晴らしい。撮影現場でナマで歌った歌は、もっとも感情がストレートに伝わると思う。もしみなさんがエルトンが好きで、タロンが好きなら、ハッピーな気分になれることは間違いない!」と胸を張りました。
そんなタロンとエルトンには、不思議な縁が! 映画『SING/シング』でタロンが演じたジョニー(ゴリラ)が歌う曲のひとつがエルトンの『I’m Still Standing』で、タロン主演作『キングスマン:ゴールデン・サ−クル』にはエルトンがド派手衣装で出演しています。今回、エルトンを演じたことについてタロンは「存命中の有名人を演じるのはなかなかないこと。しかもエルトンはこの映画の製作に深く関わってるので、製作を通じてエルトンとは特別な絆を築くことができたと思っています。友情も生まれました。それは今もずっと続いていて、実は数週間前、彼の南仏の家でエルトンと彼の家族と一緒に過ごしていたんですよ」と、家族ぐるみの付き合いをしている様子。
さらに、「この作品はいろいろな悲しい出来事が描かれる一方、エルトンの素晴らしい音楽を讃える部分もあり、いろいろな面を盛り込んでいますが、僕たちは作っている間、最高の時間を過ごしました。そんな喜び、愛に満ちた作品です。そして人間の人間くさい、人間らしい作品です。エルトンは成功しましたが、彼の抱えていた悩み、問題は我々と変わらないと共感できると思います」と作品に込めたメッセージを語りました。
『ロケットマン』
8月23日(金)全国ロードショー!
配給:東和ピクチャーズ
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