アンジェリーナ・ジョリーがUK版『ELLE』誌9月の表紙に登場。そこにエッセイを寄せたアンジーは「世界にはもっと魔女が必要」という持論を述べています。
映画『マレフィセント』シリーズで『眠れる森の美女』に登場する邪悪な妖精マレフィセントを演じているアンジー。といっても、ここでアンジーが述べている魔女とは、社会でノーマルと思われていることに反抗し、変わり者、魔女、危険などのレッテルを貼られた女性たち。世の中の不正や虐待、自分や家族にとってベストでないルールやコードに従うことを拒否し、リスクをおかしてでも自分たちの声をあげ、権利を諦めない女性たちのこと。
アンジーは、ジャンヌ・ダルクの例をあげ、魔女という言葉は昔から女性たちを黙らせ、コントロールするために使われてきたことを説明。今もその影響は残っており、女性が政治活動をするとしばしば魔女といわれることや、強い女性のグループが集うと魔女の集会と呼ばれることなどをあげ、なぜ女性を二次的な立場に置いておくために多大なエレルギーが使われるのか、考える必要があると主張。
とはいえ、女性全員が朝起きた時から戦いたいわけではないし、魔法のパワーを持っているわけではない。でも私たちにはお互いをサポートし、女性を対等な立場でリスペクトする多くの男性たちと一緒に仕事をする能力があると述べ、「私は息子たちが、彼らの姉妹たちをリスペクトし、彼女たちからリスペクトされる男性になってくれること以上に、彼らを誇りに思うことはありません」と綴っています。
一方、娘たちにはしょっちゅう、「あなたたちができることで最も大切なことは、マインド(心、精神)を育てること」だと言っているそう。「かわいいドレスはいつでも着ることができる。でもあなたのマインドが強くないと外側に何を着ていても関係ないのよ」と言い聞かせているそうで、「独立した意志と自分の意見を持つ女性より魅力的なものはない」と断言。
そんなアンジーが育てている子供たちは、いちばん上のマドックス君が18歳で今月から大学生に。続く、パックス君は15歳、ザハラちゃんは14歳、シャイロちゃんが13歳、そして双子のヴィヴィアンとノックスは11歳です。アンジーの教育に加えて、これまで母と一緒に世界各地を訪れ、いろいろなものを目にしているに違いない子供たち、将来が楽しみ!