ブラッド・ピットが出演作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で共演したレオナルド・ディカプリオと共に、英誌『Sunday Times Culture』に登場。
ハリウッド黄金時代だった1969年を舞台にハリウッドの光と闇を描いた『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で、元軍人のスタントマン、クリフ・ブースを演じたブラッドと、テレビの西部劇のスター、リック・ダルトンを演じたレオ。NZ版『Yahoo!』によると、ふたりはインタビューで2069年の人々が今をどう振り返ると思うかと聞かれたのだとか。
それに対してブラッドは、「2000年代、2010年代、ストリーミングが台頭した今の時代を、将来、人々がどう振り返るのか知りたいよ」「でも誰がわかるっていうんだい? 僕は興味を持って見ているよ。今はストリーミングが過剰なほどだ。商業映画の映画的体験が再発明されて、再点火されないかぎり……わからないな。多分僕らは恐竜なんだろう。1990年代を見ると、スタローンやシュワルツェネッガーの映画が壁に当たり、タランティーノが出てきた。そして突然、インディ映画が一斉に動きだす。いつも流動的なんだ」と、自分は“恐竜”と語りつつ、映画からストリーミングへいう流れを興味深く観察している様子。
一方、レオは「映画は“遺物”になってきている」と語ったとか。なぜなら彼は映画の魔法が続くことを願っているけれど、今はたくさんの予算をかかけたテレビ番組が製作されているから。「僕は基本的に古い映画を見る。ノスタルジアのなかに生きているんだ。でもテレビは毎日、数百万ドルの予算のものができているから、映画的な体験は遺物となりつつある。気になるのは、誰もが大量のコンテンツに浸されていること。僕たちが映画を愛していた頃、何年もそれについて語ったものだ。そういうのがいくつか残ることを願ってる」。
『Daily Mail』によると、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』に登場するリック・ダルトンとクリフ・ブースは、俳優バート・レイノルズと彼のスタントマン、ハル・ニーダムの関係からインスパイアされているとか。2069年にもし、今の時代が描かれることになったら……。ブラピとレオは欠かすことができない大スター。そんなふたりも今の時代を興味深く観察しているようです。