ロバート・レッドフォードの俳優引退作で、実在した伝説の銀行強盗犯を描いた『さらば愛しきアウトロー』で、主人公タッカーと最後の恋に落ちるジュエルを演じたシシー・スペイセクのインタビュー映像、リラックスした着こなしが見られる場面写真が解禁されました。
フォレスト・タッカーの最後の恋人となるジュエルは、運命的に出会い、彼は堅気ではないと感じながらも心を奪われてしまう女性。自由奔放だが思慮深いジュエルを、シシー・スペイセクが魅力的に演じています。
レッドフォードも「素晴らしい演技」と絶賛し、監督も「ずっと彼女のファンで、一緒に仕事をしてみたかった」と語る、40年のキャリアを経てなお、みずみずしさを感じさせる笑顔の素敵な女性です。テキサス出身のシシーは、『地獄の逃避行』で着こなしたイノセントな花柄プリントドレスなどのプレーリーファッション(開拓時代の女性服を彷彿させるスタイル)が今も変わらぬ人気アイコンとなっていたりと、アメリカ南西部を舞台にした西部劇の雰囲気をたたえる本作にまさにぴったりの存在。
解禁されたのは、牧場に暮らすジュエルのリラックスした自然体の着こなしが素敵な場面写真の数々です。衣装を手がけたアネル・ブロデュールは、「ジュエルは、面倒な服装はしないわ。軽やかな着こなしが彼女らしいスタイルなの。自分なりの人生の旅を歩む彼女は、服ではなく自らのストーリーに彩りを添えていく」と、飾らず、人生の充実を何より大切にするジュエルのキャラクターを紐解き、リアルなワードローブを用意しました。
ふだん、牧場を見渡せる玄関のポーチで愛犬とくつろぐ時は、厚手のミリタリージャケットをはおり、デニムをウエスタン・ブーツにイン。
軽いドライブに出かけた先でフォレストと運命的な出会いを果たしたときは、デニムにシャツでシンプルな服装に、ブロンドのロングヘアをゆるく三つ編みにまとめていました。
彼女の牧場を訪ねてきたフォレストと散歩するときは、ストールのようなポンチョと花柄のスカートで、女性らしく柔らかな雰囲気。
街へデートに出かけるときは、フォレストのスーツ姿と馴染む、鮮やかなブルーのシャツとストライプのスカーフで、いつもと違った都会的な雰囲気に。
実は、シシー自身も私生活では牧場で暮らしており、ブロデュールは、シシーの普段の服装から今回の衣装への刺激を受けたそう。「彼女は農場のライフスタイルを知っているから、私にたくさんのアイデアをくれた。素晴らしいコラボレーションだったわ」と語っています。
あわせてシシーのインタビューも解禁! フォレスト・タッカーという実在のアウトローの魅力について、「魅力的な人よ。それを自覚して利用してた。気づけば虜になってる。私の中の夢見る心はこう思うの、彼が最後と知りつつ強盗をして捕まったのは、ジュエルを断ち切るため。でも思い直す。やりたかっただけよね(笑)」と、少女のようなトキメキを覗かせつつ、茶目っ気たっぷりに笑うシシー。ロバートについては、数多くの名作に出演、製作してきただけでなく「独立系映画の製作者をかなり支援してきた」ことへの感謝を表し、「彼が残した功績は計り知れないわ」と賞賛をおくっています。
『さらば愛しきアウトロー』
7月12日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
配給:ロングライド
Photo by Eric Zachanowich. © 2018 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved