15日、世界最大級の美容フェスティバル「BeautyCon Tokyo」が、日本で初開催され、ウィニー・ハーロウが登場。渡辺直美さんと個性、オリジナリティあふれる生き方についてトークを繰り広げました。
ファッション界における力強くユニークな存在として、数々の雑誌の表紙を飾り、イットガールとして活躍しているウィニーと、今年からニューヨーク生活を本格的にスタートさせ、日本と海外で仕事をするなど思い切った行動力の持ち主である渡辺直美さん。ふたりとも個性的でオリジナリティあふれる生き方が注目を集めています。
そんなありのままの自分を愛することについて、ウィニーは「まずは自分を知ることがいちばんです。自分を知らないとその先には進めませんよね。私も学校では苦労しましたが、自分にとってベストなものは何かを考えるのが大事だと思っていました。自分の内面を見つめて自分のベストを知ることが大切だと思います」とコメント。常に前向きでポジティブな印象のウィニーですが、「もともと前向きなうえに、母、祖母からいつもポジティブでいるように言われて育ったんです。ふたりともとても強い女性で、ポジティブで、私のことを愛してくれました。今も、ふたりをとても尊敬しています。特に祖母はファッションセンスがすばらしい。母は思いやりのある女性として尊敬しています」と、祖母と母親と影響も大きいことを明かしました。
そして自分を愛するには、他人と比べないことも大切だとか。「10代の頃、年上の友人でシャナンという女性が“I own it. They love it.”(私はそれを持っている。みんなはそれを愛している)という言葉を言ってくれまたんです。それまで、私はいろいろなことをいろいろな人から言われましたけれど、その時から“私は自分のすべてを所有していて、そんな自分をとても愛している”という姿勢で生きるようにしました。そうしたら、周囲の人、世界中の人が賛同してついてきてくれたんです。自分を認めることから始めるのがいいと思います」と語りました。
一方、渡辺さんは「好きなことをやらせてもらっているというのはあります。NYに引っ越したのも、芸人になって、いろいろな仕事をさせてもらうなかで、もっとたくさんの人を笑わせたいという気持ちになったから。私のことを知らない人の前で挑戦したらどうなる? という気持ちがあって。自分を追い込むクセがあって、仕事には100%で臨むのですが、満足したことはなくて。もっとやらなきゃと追い込んだ結果こうなりました」とNY行きを決断したいきさつを説明。
そんな渡辺さんの話を聞いていたウィニーは、「私は3年前にトロントからロンドンにひとりで引っ越しました。20歳の時でした。当時はさびしくて、母のジャマイカ料理も恋しくて親友に泣きながら電話してました。でも私も自分を常に追い込んでいます。チャレンジする姿勢はとても大事だと思っていて、まずは自分が求めるものを精一杯がんばるしかない。中途半端はダメ。そしてロンドンにいる間に素晴らしい人々と出会い、チャンスをもらいました。昨年、NYに引っ越しました。きっと私たちふたりにNYで素晴らしい体験が待っているはずだと思います」とコメント。ウィニーと渡辺さんはすっかり意気投合した様子で、「今度一緒にUber Eatsを頼んで一緒に食べましょう」と約束していました。
最後に、ウィニーと渡辺さんは「モデルやコメディアンもそうですけど、芸能界の仕事って簡単だと思われがち。でも実は本当に大変で、努力はもちろん我慢も必要です。今日、この会場にはメイクアップの仕事を目指している人も多いでしょうが、レッドカーペットの写真ができるまでには、たくさんの人たち関わっています。そういうことも意識してほしいし、今、がんばっているスキル以外にもコミュニケーション能力などを磨いて欲しい。一緒に仕事をするチームを信頼し、自分自身もいい人間に成長していくことが大切です」と会場に集まったファンにメッセージをおくり、トークを締めくくりました。