ペネロペ・クルスとハビエル・バルデムの夫婦共演で話題の映画『誰もがそれを知っている』。公開に先駆け、ペネロペのインタビュー映像が解禁されました。
ペネロペは、出演のきっかけについて、「5年前に監督から電話がかかってきて、作品の構想について話があり、“もちろん任せて”と即答したわ。映画界の巨匠ですもの。彼が脚本を書き始め、映画の完成までこぎつけた。」と念願のオファーであったと語っています。ファルハディ監督との仕事について「彼は構想を共有してくれて、あらゆる面で明確なビジョンを打ち出してた。一方でクルーや私たちにためらわず質問してくれたわ。その姿勢は、とても謙虚で大切よ。異国の地で異なる言語を使って撮影するんですもの」と監督とのコラボレーションについて振り返り、初のスペインロケを行った監督に、同国出身のペネロペは「スペイン特有のことについて聞かれた時には、いろいろ話し合った。一緒にスペイン映画を撮れてうれしかったわ。本当に光栄なことよ」と喜びと同時に監督もサポートしていた様子です。
今回演じたラウラ役については「複雑な役柄だったわ。彼女は大きな秘密を抱えていて、それが性格に影響してる。周りの人とのつき合い方にもね。重荷となって肩にのしかかる」と“ある秘密”を抱えていることが、彼女の複雑な人格を形成していると、冷静に自身のキャラクター像を分析。
『悪の法則』、『Loving Pablo(原題)』に続き、2010年にハビエル・バルデムと結婚してから、夫婦共演3作目となることについて、前作の『Loving Pablo(原題)』で演じた役と本作について「2つの作品に出てくる役はまったく異なる人物で、それぞれ個性があるから演じやすかった」と振り返りながら、ハビエルとの共演については「共演が続いたのは偶然だったの。またいつか一緒に仕事する日が来るでしょうけど、頻繁に共演はしたくないわ(笑)」と最愛の夫との共演をはにかみながらコメント。
最後に観客に伝えたいことについて、「登場する家族は、メタファーみたいなものなの。私たちみんなを表しているわ。人との関わり合い方を見てるうちに、自問自答したくなるの。“なぜお互いに物事を複雑にしてしまうの?”“その必要はある?”“いつか変われる?”ってね。」と映画に込められた普遍性について語りインタビューを締めくくっています。
『誰もがそれを知っている』
6月1日(土)Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
配給:ロングライド
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