26日に行われたインディアナポリス500マイルレース(インディ500)にマット・デイモンとクリスチャン・ベールが登場しました。
日本人ドライバーの佐藤琢磨さんがトップ争いを繰り広げ、3位に輝いた今年のインデイ500。マットとクリスチャンはレースのスタートを知らせるグリーンフラッグを振るという、名誉ある大役を任されたのだとか。
緑色の旗を振りながら、うれしそうに頬を緩ませているマットとクリスチャン。バットマンとジェイソン・ボーンがなぜオートスポーツに? と疑問に感じるかもしれませんが、実はこのふたりは今年の秋、アメリカで公開される映画『Ford v. Ferrari(原題)』に出演しているのだとか。
この作品は1966年のフランスの耐久レース「ル・マン24時間レース」を舞台にフォードとフェラーリがレーシングカー開発で競った実話を描いた作品なのだとか。マットは車のデザイナーのキャロル・シェルビー、クリスチャンはドライバーのケン・マイルズを演じているとのこと。
そんなマットはインディ500のサーキットに来たのは初めてだったそうで、『NBC SPORTS』の中継で感想を聞かれると、「スゴいよ。友人たちの多くは来たことがあって、彼らから話は聞いていたんだけど、ひとつの場所にこれだけたくさんの人がいるのを見たのは初めてだ。すごくクールだ」と興奮のコメント。F1のレースに行ったことがあるというクリスチャンも「叫び声や興奮、信じられないくらいのアドレナリンに満ちた雰囲気のなかで、ドライバーたちが集中できるってことがスゴい」と会場の雰囲気に圧倒された様子。
そしてふたりのグリーンフラッグを合図にレースはスタート! ただし、ふたりが任されたのはスタートのグリーンフラッグだけだったようで、6周目にイエローフラッグが振られた時には、本職のスタッフがイエローフラッグを振る仕草を興味深く観察している様子も映し出されています。いつかふたりが再びカーレースの映画に出演することになったときは、きっとこの経験が生かされるにちがいありません。