いよいよ最終回を迎えるドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』。この作品で注目を集めた俳優は数多くいますが、ミッサンディを演じたナタリー・エマニュエルもそのひとり。そんなナタリーが『Net-A-Porter』のデジタルマガジン『Porter Magazine』のカバーストーリーに登場しました。
ミッサンディを誇りに思う
『ゲーム・オブ・スローンズ』最終章の第4話が、最後の登場となったナタリー。『Porter Maganize』のインタビューは、その衝撃シーンの放送翌日に行われたのだとか。
その撮影は1年前だったそう。しかし放送されるまで気持ちの区切りがついていなかった様子。「昨日までと今日とは違う気分よ。突然、彼女はもういないんだって感じたわ。彼女は今や過去のキャラクターになった」と語っています。
あのシーンにはSNS上でも大反響があったそうで、“あなたにはもっといいラストがふさわしい”というコメントが寄せられたとか。「でもこれは『ゲーム・オブ・スローンズ』なのよ。正義はないの」とキッパリ。「ラストシーンでは、彼女の恐怖を感じると同時に強さと勇気を感じられたと思う。最後のせりふをとても誇りに思ってる」と振り返りました。さらにドラマの結末に関しては「私はとても満足しているわ。みんなはきっと驚くと思う」とコメント。最終回の放送が楽しみです。
『ゲーム・オブ・スローンズ』前は仕事にあぶれた俳優だった
3歳からダンスを習い始め、その後、オーディションを受けるようになり、10歳でウェストエンドの舞台『ライオン・キング』の子ども時代のナラ役を演じたナタリー。義務教育を終えた後、イギリスのドラマ『Hollyoaks(原題)』に4年にわたり出演するも、その後はなかなか仕事がなく「Hollister」の店員で生活費を稼いでいたとか。
そんな時に『ゲーム・オブ・スローンズ』のキャスティングコールを見つけたそう。「18〜25歳、白人ではない、もしくは有色人種の女優」という募集の条件を見て「これは私のことだ」と思ったそう。そして見事にミッサンディ役を得たナタリー。その最初のエピソードが放送される前に映画『ワイルド・スピード SKY MISSION』の役が決まり、そのシリーズに出演することに。続いて、『メイズ・ランナー』シリーズにも出演といきなり大作映画に続々出演。 「『ゲーム・オブ・スローンズ』が私の人生、キャリアに与えたものを考えると、びっくりしちゃう」と語っています。
ウィンターフェルの戦いの時、何してた?
そんなナタリーですが、最終章撮影中になんと、ヨガインストラクターのトレーニングのため、モロッコを訪問していたとか! 「最終章は撮影はあまり参加していないの。なぜなら、ウィンターフェルでの戦いにでてないから。みんなは11週間も夜に撮影をやってた。でも、参加できなくて残念ではないわ。みんな寒くて、雨もふった夜の撮影でおかしくなってたけど、私はモロッコにいたの」。そういえば、確かに戦闘シーンにはいなかったミッサンディ。その時はお休みだったんですね。
そんなナタリーの新作はアメリカのHuluのミニドラマシリーズ『Four Weddings and a Funeral(原題)』。このシリーズでナタリーは初めて主役に! そして半年の及ぶ撮影を終えたばかりだそうで、こちらも楽しみ。
5月20日、『ゲーム・オブ・スローンズ』は最終回を迎えますが、ナタリーの今後の活躍にも注目です!