先日、『The New Yorker』で、脳の動脈瘤で二度も手術を受けたことを初告白したエミリア・クラークが、米CBSの『Sunday Morning』に出演。当時の写真を初公開しました。
大人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』に出演し、デナーリスを演じる傍ら、2度の手術を受けたエミリアは、『Sunday Morning』で病気が身体だけでなくメンタル面にも与えたインパクトについて、「1回目も辛かったけれど、2回目は前向きな気持ちを維持するのがもっと大変だった」と告白。「その日その日をどうにか乗り切る感じだった。控えめに言っても落ち込んでいたわ」。
しかし、落ち込んでいた気持ちも撮影現場に戻ると、デナーリスという火の中を通り抜けたり、大衆の前で演説したりするパワフルで強い女性キャラを演じることで、仕事に全力を傾けることになり、死について考えるどころではなくなったのだとか。「これが自分が“死ぬ確率”を考えることから救ってくれた。私は本当に、本当に、本当にラッキーだった」と語っています。
そして二度の手術を経て、今では脳に関しては「完全にクリア」だというエミリアは、脳の損傷、卒中からの回復を助けるチャリティを「SAME YOU」をスタートさせました。
また『ゲーム・オブ・スローンズ』もいよいよ最終章となりますが、今後についても、とても楽観的なのだそう。「このドラマに出ていた10年間、いろんなことがあった。だから単なるキャラクターにサヨナラを言うのとは違う。20代にもサヨナラだし。悲しいのと同じぐらいワクワクしてるわ。次に起きること、次の10年が待ち遠しい」。
と、今は元気に病気のことも語っているエミリアですが、公開された写真の病院のベッドでの写真を見ると、美しいけれど、痛々しくてとても悲しそうで、メンタル的にも落ち込んでいるのが伝わってきます。ドラマのなかでは大勢の登場人物が死んで行きましたが、エミリアが途中で死ぬキャラクターじゃなく、どんどん強くなっていくデナーリス役で本当によかったです。