最終章の放送まで少しに迫った『ゲーム・オブ・スローンズ』。サンサ・スターク役のソフィー・ターナーが英誌『Harpers Bazaar』に登場しました。
13歳の時からGOTに出演しているソフィーは、現在、23歳。今や、女優としてだけでなく、#MeeToo運動、男女平等賃金についても積極的に発言していることでも知られています。その背景には『ゲーム・オブ・スローンズ』で演じたサンサの人生が影響しているよう。父親が処刑され、母と兄は殺され、自分はレイプされ、家を失うという厳しい経験をするも、したたかに生き抜いてきたサンサ。
「最初、サンサが経験したことで、何か自分に影響が残るとは思わなかった。でも感情的には影響は受けなかったけれど、DVやレイプについて考え始めた。それが、私の中の活動家になるかもしれない小さな一部を刺激したのよ」と、サンサの身の上に起きた出来事がきっかけにはなった様子。
そして、自身の契約すべてに、去年のアカデミー賞で主演女優賞に輝いたフランシス・マクドーマンドがスピーチで述べた「インクルージョン・ライダー」(撮影現場での男女平等や人種的な平等を保障する条項)をつけることを主張しているソフィー。「今や、カメラ、プロデュース、監督などの分野で女性を見ることができる。うれしいわ」と成果を実感している様子です。
ただし、平等賃金に関しては「少し扱いが難しい」とコメント。実際、『ゲーム・オブ・スローンズ』で共演しているジョン・スノウ役のキット・ハリントンは、ソフィーより多いギャラを得たのだとか。「でも彼は物語のより大きな部分を担っている。最後のシーズンでは、彼は70晩も夜間の撮影するようなクレイジーなこともやった。私はそんなに多くなかったわ。“そうね、あなたがもらって”という感じだった」と、作品、撮影の内容によって差ができたことには納得しているよう。「重要なのは、ギャラについて進んでみんなで話すこと。そして重役たちが“同じ賃金が欲しい”という人々の言うことをもっと聞くようになることなの」と語っています。
ジョーとの出会いはSNS
さらに、ソフィーはインタビューのなかで、婚約者ジョー・ジョナスとの出会いも告白。「私たちには大勢共通の友人がいて、彼らはずっと私たちを紹介しようとしていた。私たちはお互いにInstagramをフォローし合っていて、ある日、突然、彼からダイレクトメッセージが来たの」と、SNSを通じて出会ったことを激白!
人気アーティストとの交際すると、ファンから嫉妬の眼差しを向けられることもありますが、「彼のファンは少し年齢が上だから。もしファン層が14歳だったら、もう少し敵意をもたれたかも」と語ったソフィー。むしろ、ジョーの方がGOTファンに気をつけないといけなかったとも。「みんなドラマを通して私が成長するのを観てきたから、私を守ろうとしてくれる。彼らは“彼女に何かあったら、彼女のハートを傷つけたら……”って彼に言うのよ。スイートよね」とGOTファンから、愛されている様子。
そんなソフィーとジョーはいずれ結婚する予定。ただし、できるだけひっそりと、親しい人たちだけでやるつもりだと語っています。