12日、映画『バンブルビー』のジャパンプレミアが行われ、主人公チャーリーを演じたヘイリー・スタインフェルド、トラヴィス・ナイト監督、トランスフォーマーシリーズのプロデューサー、ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ、日本語吹き替え版キャストの土屋太鳳さん、志尊淳さんが登場しました。
映画『バンブルビー』は世界的大ヒットシリーズ『トランスフォーマー』シリーズの最新作。シリーズきっての人気キャラ、バンブルビーがシリーズ1作目でサムと出会う以前の1980年代を舞台に、傷ついたバンブルビーと自分の居場所を見つけられない思春期の少女チャーリーとの運命的な出会いを描いています。
プロデューサーのロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラは「この作品はチャーリーとバンブルビーの心温まる関係を重視した、これまでとひと味違う『トランスフォーマー』になっています。アクションはもちろんあります。しかし、よりエモーショナルな物語になっているのでその点に注目して欲しい」と作品の魅力をアピール。
主人公チャーリーを演じたヘイリーはバンブルビーとの共演について、「バンブルビーは間違いなくカワイイわ!」と断言。「彼がすごくスペシャルなのは、人間っぽいところだと思う。監督の手腕のおかげで、彼の目や耳の動かし方や反応の仕方がとても人間っぽいの。そして彼が人間、地球、チャーリーを守りたいという思いがあって、とても愛にあふれていて、感情が豊かで、文章の作り方が独特なの。素晴らしいキャラクターよ。そんな彼のストーリーに参加できてすごくうれしく思ってる」とビーの魅力を力説。
演じたチャーリーについて「チャーリーは18歳になる間際、10代の女性を忠実に現していると思う。人生を模索していて、私自身も経験したし、今だに見失ったり、不安になったり、混乱する時もある。そういうのってなくならないのかもしれないけど……。そういう気持ち、時期をこの映画を完璧に捉えていると思う。そして、若い女性がすべてを救うという映画もあるけれど、チャーリーはスーパーパワーは持っていないわ。でも自分の力とまわりの支えでやっていけるのが、この映画の素晴らしいところで、私もみなさんも共感できるところだと思う」と語りました。
日本通としても知られる監督は、「初来日は父と一緒に8歳の時でした。その時、私の人生は変わりました。日本が大好きになったのです。そのインスピレーションが前作の『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』につながりました。そして今作なのですが、『トランスフォーマー』は日本で誕生したもので、最終公開地が日本になったことにワクワクしています」と来日の喜びをコメント。
さらに監督した2作品がどれも日本に関連があることについて「初来日したとき、私はすごく日本に影響を受けました。その2年後、今度は日本が私の家にトランスフォーマーというマンガ、おもちゃとしてやってきたのです。これにも大いに影響を受けたのです。これは偶然じゃありません」と語りました。さらに、前作のアニメと実写映画の違いは「アニメというのはとにかくスローです。『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』には5年かかりました。実写映画はとてもペース速いし、エネルギーも込めている。情熱は同じですが、どんどん進めていくというのが大きな違いだと思います」と語っていました。
ジャパンプレミアには日本語吹き替えキャストの土屋太鳳さん、志尊淳さんも登場。土屋さんはヘイリーとのご対面に「初めてお会いしましたが、映像でずっと見ていたのでやっと会えたという気持ち」と喜びを表現。『トランスフォーマー』シリーズの大ファンだという志尊さんは「どう考えてもファンタジーの世界の話なのですが、僕はそこに垣間見えるリアリティを強く感じました。相手が人でなくても、愛する気持ちを持つことがとても尊いことだと感じました」と、映画に感銘を受けた様子でした。
『バンブルビー』
3月22日(金)全国公開
配給:東和ピクチャーズ
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