『僕たちのラストステージ』の予告映像が解禁されました。
ハリウッドでサイレントからトーキー期に活躍した伝説のお笑いコンビ、ローレル&ハーディ(極楽コンビ)の晩年の実話を描いた映画『僕たちのラストステージ』の予告映像が解禁されました。
細身で皮肉屋のスタン・ローレルを演じるのは、イギリス出身のスティーヴ・クーガン。ふくよかで陽気なオリバー・ハーディを演じるのは、アメリカ出身のジョン・C・ライリー。本作は批評家からも高く評価され、映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では、英米公開後に94%フレッシュ(1/18現在)という高評価を記録しています。
ポスタービジュアルは、ローレル&ハーディの二人が、鮮やかな赤色のカーテンを背景に笑顔で手を取り合う2ショットと、満席の会場を前にスポットライトを浴びた二人のバックショットが組み合わされたもの。「やっぱり、きみだ」というコピーが、順風満帆ではなかった二人が最後にたどり着いた境地を表しているかのようで、ショービジネスの華やかさだけでなく、その裏をも経験した二人の哀愁も感じさせるビジュアルに仕上がっています。
予告編は、ハリウッドで映画館を満席にして観客を楽しませていた全盛期から一転、再起をかけて臨んだイギリスツアーは空席ばかりでどこもガラガラ。自分たちが過去の存在になったと直面し、コンビ解散の危機に陥るなど、シリアスなシーンが映されながらも、どんな状況でも互いを想い合い、持ち前のテクニックでステージに立ち続ける二人のかけがえのない友情と絆が示されます。劇中で描かれるローレル&ハーディのラストステージは、決して悲しいだけのものではなく、二人にとっては幸福なものであったことが想像されます。
共に人生を歩んできた二人が、人生の晩年に差し掛かり、改めて友情、舞台の大切さに気付いていく。映画そのものが「ローレル&ハーディ」の作品かのように、人生の可笑しみと哀しさ、素晴らしさをユーモラスに描いた、愛おしいヒューマンコメディです。
『僕たちのラストステージ』
4月19日(金)新宿ピカデリーほか全国順次公開
配給:HIGH BROW CINEMA
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