1963年から現在まで愛され続けているイギリスの国民的長寿SFドラマシリーズ『ドクター・フー』。シーズン11の特別映像が到着。
シーズン11は放送開始から55年、番組史上初となる女性ドクターが誕生したことでも話題となっています。ドクターを演じるのは『ブロードチャーチ~殺意の町~』のベス役でも知られるジョディ・ウィテカーです。
『ドクター・フー』シリーズでは、歴代ドクターの旅の仲間となる“コンパニオン”も重要で、今回は個性的なメンバーが3人も揃うことになりそれぞれのキャラクターに注目が集まっています。今回、ドクターと共に旅をするのは、運動障害を持つ19歳の青年ライアンと見習い警察官のヤズ。さらにライアンの祖母の再婚相手で元バス運転手のグレアムの3人。
英国サウス・ヨークシャーに暮らす3人は、ある日未知の生物に列車を襲われる事件に遭遇します。そこに列車の天井を突き破って落ちてきたのが、ジョディ・ウィテカー演じる女性の姿をしたドクター。自らをエイリアンだと話すドクターに無理やり巻き込まれる形で、3人の冒険がスタートします。今回到着した特別映像では、出演者がそれぞれのキャラクターの魅力について語っています。
見習い警察官のヤズを演じるのは、若手のマンディップ・ギル。ステップアップを望みながらも、喧嘩の仲裁のような些細な事件ばかりを任され不満を感じていたなか、ドクターたちと出会います。ドクターを演じるジョディはヤズのキャラクターについて「ヤズは大変な状況でも冷静でいられる。職業が警察官だからよ。警官の仕事とはまったく関係ない場面でも死と隣り合わせなのは同じ。正義を貫いて行動する時はヤズが本領を発揮する」と語っています。
ライアンを演じるのは、映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でバスティアン中尉を演じたトシン・コール。運動障害を抱えながらも、時に猪突猛進な姿を見せる好青年を演じています。トシン・コールはライアンというキャラクターについて「彼は運動障害があって不安を感じてるけど諦めない。頑張ってやり遂げるんだ。その気概が好きだ」と語っています。
グレアムを演じるのは、「LAW & ORDER: UK」でも有名なブラッドリー・ウォルシュ。ジョディが「3人の中では一番慎重なタイプね」と語る通り、宇宙人やタイムトラベルなど未知の世界に飛び込んでいく他のキャラクターたちを、一歩下がって見る慎重なキャラクターであることが映像からも伝わってきます。
さらに、今回演じるドクターについてジョディは「ドクターは情熱と希望とエネルギーに満ちてる。カリスマ性があって機知に富んでる。アクションもこなすドクターよ」と語っており、初の女性ドクターの活躍が期待できそうです。「登場人物それぞれの物語も掘り下げて描かれるから一人一人に親しみが湧き、感情移入して見ることができる」と映像の最後でジョディが語る通り、今回の「ドクター・フー」シーズン11は、ドクターだけでなく、他の3人のキャラクターの成長からも目が離せません。
Huluプレミア『ドクター・フー』シーズン11(全10話/字・吹)
2月8日(金)から独占配信スタート、以降毎週金曜日に1話ずつ追加予定
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