1月25日(金)より全国ロードショーとなる映画『サスペリア』でティルダ・スウィントンが1人3役を演じていることがわかりました。
『サスペリア』は、70年代ドイツを舞台に、名門バレエ・カンパニー<マルコス>に巣食う禁断の秘密を、オリジナルとは異なる視点で大胆にアレンジ。2018年ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門で上映されると、すべての想像を超えた衝撃的すぎる内容に歓声と怒号の入り混じる賛否両論が巻き起こり、<2018年最大の問題作>と大きな話題になりました。
監督は、77年公開のオリジナル版『サスペリア』の大ファンで、『君の名前で僕を呼んで』で女性を中心に映画ファンを虜にしたルカ・グァダニーノ監督。オリジナルの設定やキャラクターをベースに、まったく新しい予測不可能な物語として構築。そして音楽を全プロデュースしたのは、劇判初となるレディオヘッドのトム・ヨーク。時に呪文の様に重なり合う音楽や、恐怖や哀愁を伝えるメロディーが作品に不穏な彩りを添え、かつてないホラー映画を誕生させました。
この作品でティルダ・スウィントンが演じるのは、マダム・ブラン、クレンペラー博士を含む計3役。1役目のマダム・ブランは、ダンサーたちから絶大な信頼を寄せられる舞踊団「マルコス・ダンス・カンパニー」をけん引するカリスマ振付師・指導者である一方、舞踊団の長老たちとともに禁断の秘密を抱えている役どころ。
2役目は、ルッツ・エバースドルフ名義で本編クレジットされている82歳の男性・心理療法士クレンペラ―博士。患者である、失踪した舞踊団の主要ダンサーの一人・パトリシア(クロエ・グレース・モレッツ)の行方を捜すうちに、舞踊団の闇に近づいていきます。特殊メイクによって年齢・性別を超え、妻と生き別れになり心に大きな悩みを抱える難役を見事演じ切っています。
そして最後、彼女が演じているという3役目は、予想だにしない衝撃の怪演に息をのむこと必至だそう!詳細は明かされていないものの、ティルダはまったくタイプの違う3役を信じられないほど巧みに演じているとか。この作品で4度目のタッグとなるグァダニーノ監督は、「ティルダはいとも容易く、いつだって最高の演技をする。彼女には、言葉で言い表せられないほどいつも感動してきた」とその高い演技力を大絶賛しています。その変貌ぶりは劇場でご確認を。
『サスペリア』
1月25日(金)TOHO シネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
配給:ギャガ
©2018 AMAZON CONTENT SERVICES LLC All Rights Reserved