トム・クルーズが主演した『アウトロー』『ジャック・リーチャーNEVER GO BACK』の原作者リー・チャイルドが、トムはジャック・リーチャー役には背が低すぎたと語りました。
チャイルド氏は『BBC』のインタビューで、先週、ジャック・リーチャーシリーズをストリーミングサービスのドラマシリーズとして作る契約にサインしたことを認めました。しかし、映画版で主人公ジャック・リーチャーを演じたトムについて、「トムは、とても才能があるが、体格を持っていなかった」と語ったそう。
原作ではジャック・リーチャーは身長6フィート5インチ(約195.58cm)もあり、手はディナープレートくらい大きいという、かなりの大男に設定されているけれど、トムの身長は5フィート7インチ(約170.18cm)。2011年にトムが『アウトロー』でジャック・リーチャーを演じることが発表された時から、原作の読者はその点に不満を漏らしていたそう。
チャイルド氏は「トムとの仕事は本当に楽しかった。彼は本当に、本当にナイスガイなんだ。すごく楽しい時を過ごしたよ」とトムとの仕事に不満はなかったことを明言。「でも読者は正しかった。リーチャーの体格は本当に本当に重要で、彼を構成する大きな要素なんだ。部屋にリーチャーが入ってくると、最初はみんなちょっとナーバスになる。でもトムは、才能あふれているがその体格がなかった」。
「そこで私が決めたのは、もうトムと映画を作らないということ。代わりに我々はNetflixやそういうものにいくことにしたんだ。まったく新しい俳優と長く続くストリーミングテレビをね」「トム・クルーズに動揺していたすべて読者たちには、TVシリーズのためにぴったりの俳優選びで助けて欲しい。我々は今、再起動していて、最初からやり直している。我々は完璧な俳優を選ぶつもりだよ」と語りました。
トムのジャック・リーチャー映画の第1作『アウトロー』は2012年に公開され、2億1800万ドルの興行収入を上げたとか。しかし、次の『ジャック・リーチャーNEVER GO BACK』は1億6200万ドルに…。もしかしたら、トムが背が低いからだけでなく、興行収入も映画からストリーミングサービスに移る要素のひとつだったのかもしれません。